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【声優】表現力を磨くにはアニメを見るだけでは不充分!

  • 執筆者の写真: ・
  • 2024年2月2日
  • 読了時間: 4分

【声優】表現力を磨くにはアニメを見るだけでは不充分!

立派な声優になるためには、声が魅力的であるだけでなく、お芝居が上手でなくてはなりませんよね。喜怒哀楽を巧みに演技するためには、お芝居している人々の様子を観察して、自分に取り込んでいくことが大切です。

「演技の勉強のために先輩の様子を見ることは大切だ」とはわかっていても、そのために、アニメばかり見てはいませんか?



ドラマを見てみよう!ドラマの演技はアニメの演技の下地。

声のお芝居が上手になるにあたって、「声の演技」だけでなく、「体中を使ったお芝居」もよく見て勉強したほうが良いです。

つまりは、アニメだけでなくドラマも見たほうが良いんですね。

アニメが大好きな人の中には「実写ドラマにはまったく興味がない!」という人も増えていますが、声優になるためにはそれではちょっとまずいです。



今のトレンディドラマだけでなく、昔のドラマや映画、お芝居も。

お芝居の勉強のために見るべきは、今やっている流行りのトレンディドラマばかりではありません。

1990年代などのちょっと昔のドラマも見てみたりしましょう。


「最近のドラマは大根役者ばかりだ」などと批判されていたりもしますが、昔はアイドル上がりの俳優ではない、最初から役者として下積みを積んできた役者さんが多かったですし、監督やディレクターもそういう人ばかりを器用したがりました。ですから今のドラマと少し様子が異なるのを感じるでしょう。


映画はさらに、丁寧に人選されて丁寧に演技されている傾向です。「〇〇アニメの実写化!」ではなく、本格的な映画を観てみましょう。

海外のドラマや映画ももちろん、見てみたいところです。

そして、お芝居を観に舞台にも行ってみましょう。

これも、最初は「人気アニメの舞台化が人気のアイドルで再現!」みたいな話題性選好的なものでもよいですが、なじんできたら本格的なお芝居も見てみましょう。



専門学校ではお芝居の練習もする!

声優のお仕事は、「マイクの前に棒立ちでいいし、台本を読みながら出来るからラク」だなんて思っていませんか?「声だけの演技で済むから声優にした」なんて人もいそうです。

そう甘くはありません!

専門学校や養成所ではまず間違いなく、舞台芝居の練習もさせられます!

「練習」だけでなく、お芝居が1本企画され、夏の発表会に向けて皆で猛練習!というくらいに本格的に打ち込みます。

ですから、「セリフを覚える俳優は嫌だ」「体で演じる俳優は嫌だ」と考えていると、確実にその授業で躓いてしまいます・・・。



「俳優の仕事もあるかもしれないから」じゃないのです!

「私は声優だけでやっていくから舞台芝居の授業は落第でもいいわ!」なんて考えている人がいるでしょうか?

そういうわけにもいかないのです!


声優の演技は舞台芝居の演技の土台があってこそ。

まず、声優の専門学校で舞台芝居の練習をするのは、「舞台芝居も出来る人材にするため」ではありません。声優としての、声だけの演技をするにあたって、舞台芝居の土台が必要不可欠だと先生たちは考えているからです。


舞台芝居でもある程度の成績をとらないと、先生にプッシュしてもらえない。

声優の専門学校では、在学中からあちこちのオーディションに挑戦したり、仕事を振ってもらえたりすることがあります。

そんなときに声が掛かるのは、ただ上手いだけでなく、授業態度の良い子、成績が総合的に優れている子が好まれます。

すると、「私は舞台芝居の評定は捨てたの」と全然授業に出なかったり冷めた演技をしていると、先生たちにプッシュしてもらうことが出来なくなってしまいます・・・。



いかがでしたか?

声優志望・アニメ好きの人の中には、「3次元には興味なし!」「ドラマはまったく興味なし!」という人もいたりしますが、それはあまり宜しくないのです。もし現代ドラマを見るのが「下手すぎて辛い」などと感じるなら、せめて「名作」と評判の映画をたくさん観てみましょう。


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