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エピソード10 『クラシックの革命児』

エピソード10

指揮者の中島さんとやらは、

その勇者のコスプレのまま、指揮台に立った!

そして、まさかとは思ったが、

その剣を指揮棒として振り上げ、振り下ろした!



この楽団が一曲目に選んだのは、

「ドラゴンクエスト・マーチ」だった!

ドラクエの主題歌として、CMなどでも必ず流れる、

あのキャッチーで勇ましい、マーチング曲だ!

「勇者のコスプレ」の謎が、一瞬で解けた!

「単なる思いつきの掴みネタ」ではなく、

「コンセプチュアルなアイデア」だったのだ!


「ドラゴンクエスト・マーチ」であれば、

若年層を中心に、かなり高い年齢層まで知っている。

下は小学生から、上は60代程度まで、よく認知しているだろう。

そして、このキャッチーで勇ましいマーチは、

知らない人たちの心すら、上手く掴んでノセてしまう!

案の定、客席は、

頭を振ったり、足踏みしたり、指揮者のマネ事の手振りをしたりと、

自由気ままに体を動かして、曲に入り込んでいる人たちばかりだった!

…すごい…!!

楽しそうなのは、客席ばかりではなかった。


奏者たちも、まるでもうアンコール曲を吹いているかのように、

陽気に体を揺らして、楽しそうに演奏しているのだ!

これはおそらく、

奏者たちの緊張を解くような効果も、配慮されていると思われる。

あの指揮者は、バカのような振る舞いをしているけど、

ものすごく頭が良くて、なおかつ、優しいのだ!



彼は、冒頭の舞台挨拶で、「寝かさない」と言っていたが、

このオープニングで眠ってしまうヒトは、

おそらく、世界中に誰も居ないと思われる…!!


『クラシックの革命児』

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