エピソード10
…と、これだけの設備が自由に使えて、
1泊2,000円♪
ゲストハウスって、ま、こういうトコさ♪
それと、ノブさんは、
1つ、ユニークで良心的な料金システムを採用していた。
実は、
つい数ヶ月前から、北海道に住んでたノブさんのお母さんが、
ここで滞在しているんだけどさ?
お母さんが、ノブさんのと2人分、食事を作るんだけど、
その際、(おそらく、宿泊客が少ない場合には、)
「アンタの分も、一緒に作ってやろうか?」
と、言ってくれる!
「え!料金は?」と尋ねると、ノブさんは、
「ウチは飲食店としての申請をしてないから、
料理でお客に料金請求することは、出来ないよ(笑)
まぁ、気が向いたら、
玄関先の募金箱に、小銭でも入れといてくれる?
もし、お金にゆとりがナイなら、タダ飯でもイイよ。」
と、さらっと言い切ってしまう…!!
与那国島は、離島である上に、
地形・気候環境上、あんまり農作物が取れないんだ。
だから、食材の値段が、軒並み高い!
本州の1.5倍くらいする!
すると、キッチンを借りて自炊するにしても、
食費がかなりかさんでしまう…。
1~2泊程度の短期宿泊者の場合、
食材を買っても使い切れないことが多いから、
なおさら、不便だし、コストがかさむ…。
そういうワケで、
ノブさんの採用するこのシステムは、
ヒジョーーーーに助かる!!
『無人のお祭り』