エピソード11『虚像のバンドマン』
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- 2023年4月4日
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エピソード11
少しは、俺の話もしようと思う。
俺は本当は、
バンドを解体して、
フミユキと2人で音楽をやりたいんだよ。
5年くらい前からそう思ってるけど、
結局俺も、ダラダラと、なぁなぁを続けている。
そうなったら、
俺も多分、打ち込みを活用するだろう。
ただ、
ライブをするときは、
ドラムを入れずに、フミユキと2人で演るか、
または、軽いパーカッションを入れると思う。
カホーン辺りだろう。
それで、
インディーズ志向で行く。
メジャーから誘いがあっても、断る。
「メジャーから誘いを貰った」という肩書きで、
インディーズに売り込む。
そのほうが、賢い気がする。
インディーズでも、
10万枚売ったり、テレビに出たりすることは、可能だ。
バンプなんか、そういう流れのバンドだった気がする。
…まぁ、別に、
テレビに出たいという欲求は、無い。
俺らの「楽曲」は、テレビなりなんなり、表舞台に出したいが。
金持ちになりたいとも、思わない。
月収25万あれば、嫁とのんびり暮らせるだろうから。
『虚像のバンドマン』