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エピソード12 『守護天使 -愛と奉仕の物語-』

エピソード12

「さぁ、次はどんなことを学びにいこう!?」

霊界に戻った私は、次の転生が待ち遠しくてたまりませんでした。

しかし、担当の大天使は、

「肉体転生は、もう充分だろう」と言うのです。

はて、私は何をすればよいのでしょう?



次に任命された仕事は、「守護天使」でした。

人間の人生をサポートする、霊界でのお仕事です。

守護天使は、小学校の教諭によく似ています。

内容は初歩でありながらも、あらゆる分野の内容を、教える必要があるのです。

「そうか。そのために色んな環境で肉体転生をしたのか」

私はようやく、全ての転生が1つのイトで繋がっていたことに、気付きました。


でも、誰の人生をサポートするのでしょう?

守護天使は、ゆりかごから墓場まで、主人に四六時中つきっきりなのです。

そこまでの情熱を注ぐことが、私にはできるのでしょうか…?


戸惑う私に大天使が告げた名は、タッ君でした。

私を愛しに愛してくれた、あの、聡明でわんぱくなタッ君です!

私は、泣きたいほどに喜びました。

タッ君であれば、喜んでサポートしたいと思えました。

私はタッ君に、恩返しがしたくてたまらなかったのです。

「お助け」というよりも、「恩返し」がしたくてたまらなかったのでした。



とは言え、もちろん、

タッ君その人ではありません。

タッ君としての人生は、他の守護天使のサポートのもと、もう終わっています。

タッ君の霊魂が次の肉体転生をする際に、私が守護に就いたのです。


「君はひょっとすると、

 霊体としてだけでなく、肉体の温もりを伴って、

 彼と抱擁しあうことが出来るかもしれないよ」

大天使は私に言いました。

タッ君と抱擁!?

私は、その言葉の意味はよくわかりませんでしたが、

とにかく、嬉しくてたまらなかったのを覚えています。


『守護天使 -愛と奉仕の物語-』

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