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エピソード13 『トトロの森のけもの道』

エピソード13

しょうがないから僕らは、

コンビニの駐車場に居たヤンキーっぽい兄ちゃんに、

勇気を振り絞って、聞いてみたんだ。

「あのう、すいませーん。

 『トトロの森』っていうのが、この辺にあると思うんですけど…」


「『トトロの森』!?

 いや、そういうのは、聞いたことないッスねぇ。」


「えー!?

 入間市にあるって、噂を聞いたんですけど…」


「マジっすか!?

 オレも行ってみたいなー!!」


「かわいいっ!!」

ハルオは、

ヤンキーの兄ちゃんからは想像も付かなかった発言を耳にして、

思わず、ヘンなことを口ばしりやがったんだ!

…っていうか、

ハルオ自身、半分、ヤンキーっぽい「なり」をしてんだけどさぁ…。


2人を放っておくと、

車のハナシや何かで、朝まで盛り上がりそうだったから、

早々に、退散さしてもらったよ。



「…おっかしいなぁ…

 爺さん婆さんならまだしも、

 若者2人とも、『トトロの森』を知らないなんて…」

僕は頭をかきむしった。


「んー。参ったねぇ。」

…ゼンゼン、参った顔なんかしてナイんだ。ハルオは。



僕は、ハっとひらめいた。

「…ひょっとして、

 『入間市に在る』ってのが、ガセネタなんじゃナイの!?」


「有りえるねー!

 ナイっちゃん、

 いつも適当なコトばっか、言うからなー!」


「テキトーなこと言うヤツに、

 大事な質問をぶつけるなよ!!」


「だってムカイくん、

 『埼玉県の知り合い居る?』

 って、聞いたじゃん?」


「…まぁ、そうだけどさぁ。」



…そうして僕らは、

何度か聞き込み調査を重ねた結果、

「それって、狭山市にあるんじゃないの!?」

という情報を、GETした!


そして直ちに、

狭山市方面へと、車を走らせたんだ。


『トトロの森のけもの道』

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