ガラタ塔は、
70メートル弱の、見物塔だった。
てっぺんからのパノラマは、それなりに爽快だね♪
でも正直、
わざわざ遥々やってくるほどの観光地でもナイよ(笑)
けれど、
ココに行き来する道すがらで、結構色んなモノが楽しめるから、
散策の口実として、目指してみるのは悪くナイと思うよ♪
帰り道で、
2組ほどの路上ミュージシャンを見かけたよ。
路上でパフォーマンスする人々は、
世界中、どこでも見かけるけれど、
彼らには、大きく分けて2つのタイプがいる。
1つは、
あくまでチップのためにやっている人たち。
こういう人たちは、
演奏は上手なんだけれど、
顔が、ぜんぜん楽しそうじゃナイ。
どの人がチップをくれるか、
投げ込まれたお金が幾らだったか、
そればっかり考えているんだろうなぁ。
もう1つのタイプが
お金なんてどーでもイイ人たち。
彼らは、「交流」を楽しんでいるんだ。
自分のパフォーマンスで見物客が喜ぶのが、自分にとっても喜びだし、
ふと声を掛けられたりして、話が盛り上がるコトを、喜んでいる。
僕は、後者のスタイルで旅をしてる。
誰かがチップをくれたり、 食べ物をくれたりすれば、
もちろんありがたく頂戴するけれど、
別に、そういうモノを目当てには、していないのさ。
「対価のために音楽をする」 というコトを、
資本主義国家の一員として、 懸命に取り組んでみた時期もあったのだけど、
そういうのは、あんまり面白くなかったんだ。
見返りとか、結果とか、評価とか、
そういうモノをまったく気にせずにやるほうが、楽しいんだよ♪
けど、
「たくさんの制約を受けてでも、商業の世界で音楽をやること」
を、選んで生まれてきたヒトも、いるんだ。
だから、「どっちが正しい」
という言い方は、するつもりはナイよ。
けれど、
少なくとも、
「たくさんのお金を稼いでるパフォーマーが、偉い」
というコトでは、ナイんだよ。
キミがもし、
何かの芸術やエンターテイメントなどに、夢中に取り組んでいるとしたら、
どうか、「プロになる」というコトには、あんまりこだわらないでほしい。
キミがそのスキルを役立てる場は、
商業の世界だけに、限定しないでほしい。
世界の片隅の、
誰も知らないおばあちゃんのために、
思い切り歌を歌ったり、手品を見せたり、してあげてほしい。
妙なプライドは、必要ないんだ。
色んな活動をしてごらん♪
どういう人が「真に素晴らしい人」か、
自分なりに、見えてくるものがあるハズさ♪
…音楽と言えば、
ガラタ塔へと続く通りには、楽器屋さんがたくさんあった。
普通、名演奏を聴くには、
コンサート会場に行って、高いお金を払う必要があるよね?
けれど、
楽器屋さんに入ってみると、
タダで名演奏が楽しめちゃう(笑)
別に、ずうずうしくリクエストしたりしなくても、
気分よく弾いている人が、どこかに居るだろうからさ♪
『トルコで見つけたドラゴンボール』