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エピソード14『イーストエンドは西の果てⅡ』

エピソード14

ボクは、

リーザに乗せてもらうようになってからは、

イタリア地方に遊びに行くことが多くなった。

イタリア地方には、

音楽の名人が、多いからさ♪


キミたちの住む地上世界でも、

イタリアの辺りは、オペラの発祥地だったり、しなかったっけ?



ところでキミ、

平和ってモノに興味ある?


平和になるには、どうしたら良いと思う?


日本やアメリカのお偉いさんたちは、

敵を全員ぶっ倒せば、平和になると思ってる…


でも、

いくら戦争を繰り返したって、平和にはならないんだよ。

6000年くらい戦争してるのに、まだ、気付かないのかな?



平和になりたいなら、

音楽の趣味を持つことだよ♪

芸術全般が良いけど、中でも、音楽が良いよ♪


音楽っていうのは、

「調和することの楽しさ」を、教えてくれる♪


「他人のためにガマンして、みんなと同じに振舞う」んじゃなくて、

「楽しいから、みんなと同じに振舞う」。

そういう感性が、身に付いてくるよ♪


で、音楽を行う場所には、

そういう感性のヒトばかりが集うから、

結果的に、キミはとても平和になれるよ♪



…え?

「海の向こうは平和にならないじゃないか」って?


戦争をしていたいヒトたちは、

戦争をさせてあげれば良いんだよ(笑)


戦争をしたがってるヒトを無理やり止めようとすると、

キミまで、戦争に巻き込まれちゃう…


だから、

自分の目や耳の届く範囲が平和なら、

それでもう、「平和は達成された!」と気付いて、満足しちゃって良いよ♪



…え?

「そんなの無責任だ」って?


じゃぁさ?

仮に、地上世界の200カ国ほどが、平和になったとするよ?

それで、平和問題は、解決すると思う?


違うんだよ!!



地上世界の平和が解決したら、

キミたちは、「宇宙連合」の一員として、

他の惑星の動向も、気に掛けるようになるんだ。

するとさ?

地球以外の惑星では、

まだまだ、ドンパチ戦争を繰り広げてる場所が、

たーーーーーーーーーーーーくさん、ある!!

戦争してる惑星なんて、1億個以上、あるよ(笑)


キミたちの心は、

その1億個の惑星全てが、平和にならないと、

平穏になってはいけないのかな?


そんなことは、ナイよね?


だから、

平和の問題を考えるときは、

「自分の目や耳が届く範囲」だけで、充分なの♪



たとえば、

キミが、サッカー部員だとするよ?

フォワードのポジションを取り合って、

ケンカしたり騙しあったり、そんなコトしてるとするよ?


解決方法は、ただ1つさ。


サッカー部から、抜け出してくるしか、ナイんだよ。

「フォワードのポジションを譲ってあげる」

っていうのも、なかなか良いアイデアだけど、

それでもやっぱり、

キミは、他の部員たちが争うのを、見てることになっちゃうでしょ?

スポーツ部に入りたがるヒトたちは、

戦争とまではいかなくても、争いが好きで、気性が荒いんだ。

だから、


スポーツ部に入部したままだと、

キミは、いつまでたっても、平和にはなれないし、ストレスが続くよ。



だから、

目の前の争いや戦争で「辛いなぁ」って思ったら、

出入りする場所のほうを、変えれば良いのさ♪

どんな社会の教科書にも載っていないけど、

コレが、平和を達成するための、唯一の方法なの♪


覚えておいてね?

大人になっても、忘れちゃダメだよ?

絶対、絶対、絶対だよ??


『イーストエンドは西の果てⅡ』

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