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エピソード15 『ヒミツの図書館お姉さん♪』

エピソード15


予想外の展開の連続だったので、

私は、何を伝えれば良いか、

完全に、動転してしまっていた。

ただ、「絵本が大好きなので、あのコーナーは楽しかった」

ということだけは、伝えることが出来た。

すると高桑さんは、

高2の小娘の言葉にも、顔いっぱいで喜んでくれていた。


私は、虎の子をつかむ思いで、

もう1つ、ぶしつけな質問を、ぶつけた!

「あのう、

 高桑さんは、中卒だって本当なんですか?」

「あはははは!

 あのオヤジ、しゃべったなー!?

 そうだよ♪

 僕、高校は、半年で辞めちゃった(笑)

 あんまりにも、授業や友人がつまんなかったからさ。

 それで、学校の代わりに、図書館に通うようになったんだよ♪

 勉強自体は、嫌いじゃなかったからねぇ。

 …勉強っていうか、読書が好きなのかなぁ。

 だから、僕にとっては、

 図書館って天国だったよ。

 好きな分野のことを、

 好きなだけ、マイペースに、探求出来たからね♪

 頭がくたびれたら、

 レコード聴きにいったり、ビデオ見たり…

 お金を掛けなくても、

 めちゃくちゃ遊べたし、勉強出来たね♪

 学校が合わない子って、多いと思うんだけど、

 みんなも図書館通いすりゃ、いいのにねー!

 ウチもそうだったけど、

 たとえ『学校行かない!』ってゴネても、

 代わりに図書館に通いつめるなら、怒る親、少ないだろうよ♪」

「へぇーっ!!!」

…そんな考え方・生き方も、あったのかー!!


私は、たった30分の間に、

不審満々だった高桑さんのことが、大好きになってしまった!!

…恋愛のイミではなく(笑)



『ヒミツの図書館お姉さん♪』

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