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エピソード17『伝説の教師 -金八さんのその先に-』

エピソード17

「…あの、

 結局のところ、僕、どうすれば良いんでしょう?」

「知らねぇよ、そんなの。

 オレはオレの感性に基づいて、こういう道を歩んだまでだ。

 セオリーがあったわけじゃねぇし、誰かの真似したわけでもない。

 オマエはオマエの感性で進むんだよ。全ての責任を背負いつつ、な。」

「でも、どうしたら良いんだろう…」

「教員試験、近いんじゃねぇのか?

 帰ってママのひざで勉強しろよ。

 だが、 

 本気で最高の教師を目指すんなら…

 二十代のうちは遊んどくのがいいんじゃねぇか?

 教員やるのは30になってからだ。」

「遊ぶ?めっそうもない!!」

「だから、オメエは頭が堅すぎんだよ!

 『遊ぶ』ってのは、まぁ言葉のアヤだ。

 『色んな地域に行って、色んな仕事もしてみろ』ってことだよ。

 いや、実際に遊びもやったらいいがな。

 海外旅行も行っとけよ。風俗も経験しとけ。

 沖縄でも暮らしてみたらいい。都心の常識がいかにバカげてるか、体で解るだろう。

 なぁに、金も掛からねぇよ。

 ゲストハウスに滞在するなら、場合によっちゃ月に10万もありゃ暮らせる。」

「10万!?

 ウソでしょ?東京の半額じゃないですか!?」

「ウソなもんか!

 オレなんて、6~7万しか掛かってねぇよ。

 というか、

 10万で生活できるような場があることを知らないうちは、

 教師なんかやらないほうが良いぜ。

 そんなヤツが教師やってたら、どうなる?

 生徒が進路相談しに来ても、

 月収20万になるような進路しか、紹介してやれないだろう。

 画一的な、ツマラナイ進路しか、示してやれない。

 そんなのは、教師っていうより死神だよなぁ。わははは。」


「親元離れても、月10万で暮らせるのか…」

 僕、やってみようかな。」


『伝説の教師 -金八さんのその先に-』

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