エピソード18 『イーストエンドは西の果てⅡ』
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- 2023年3月27日
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エピソード18
じぇれみーの誕生祭は、1年くらい続いた。
だから、
横断幕の完成が3日遅れたところで、
大した影響は無かったよ(笑)
様々な惑星から来客があって、
様々なイキモノと話をしたけれど、
みんなが口を揃えて言うのは、
「地球は、美しい惑星だね♪」
というコトだった。
ボクは、地球以外の惑星に生まれたコトがナイから、
「地球が美しい」という実感が、無かった。
そのコトバのイミが、よく解らなかった。
他の惑星のイキモノたちは、
地球のことを、「緑の惑星」と言ってるよ。
木々の緑というのは、
他の惑星では、なかなか見られないらしい。
キミ、理科の教科書や何かで、
太陽系の他の惑星の写真、見たことあるでしょ?
どう?
緑の木々が生い茂る惑星って、他にあった?
月みたいに、
同じ色の大地や気体が、延々と続くような星ばかりじゃ無かった?
地球の、地上の有識者たちが、
「地球は特別な惑星だ」とカンチガイしてしまうのも、
ムリは無いよね。
明らかに、地球だけ異質な、美しい惑星なんだもの!!
でも、
その美しさを支えているのは、
人間じゃないんだよ。
じぇれみーたち、木々や草花なんだ。
人間は、むしろ、
それらを伐採して、汚してしまってる側だよね(笑)
木々たちは、
人間の進化のお役に立ちたくて原生しているから、
伐採して家を建てたり、割り箸を作ったりしても、良いんだよ?
けれど、
バランスっていうのが大切だよね。
木々の成長が追いつかないほどの速さで、
片っ端から伐採したり、枯らしたりしてしまうのは、どうなんだろう?
地球が、木々が、可愛そうだよね…。
地球の木々を守るには、どうしたら良いだろう?
柵を作って、立ち入らないようにすることかな?
違うんだよ。
「木々を守りたい!」と、思えば思うほど、
木々と遊び、触れ合うことが、大切なのさ!
じぇれみーがそうしてるように、
中をくり貫いて、住んじゃったりしても、良いんだよ?
どれくらいまでなら、くり貫いても平気かどうかは、
樹ごとに違うから、その樹に尋ねたら良いよ♪
キミにサイキックなチカラがあるなら、
樹のささやきが、聞き取れるハズさ♪
みんなが、樹とたわむれることに夢中になったなら、
テーマパークやショッピングモールは、お客さんがいなくなって、
潰れていくよ。
そうした建築物が潰れたなら、
きっと、そこには、樹や草花が生えてくるさ♪
…ほらね?
樹を愛し、樹と戯れることが、
結果的に、木々や草花を救うことになるんだよ♪
そして、
木々や草花を救うことが、
地球の環境問題を解決することに、繋がっていくんだよ♪
キミたち一人ひとりが、
公園に遊びに行って、木登りするだけで、
地球の環境問題が、解決しちゃうんだよ♪
ボクは、その真理に気付いたときに、
カラダが半透明になって、ねむりあの国に運ばれちゃった!
アセンションっていうやつだよ。
その時まだ、12歳だった。
だから、
今でも、子どもの姿のまま、暮らしてるんだ。
ボク、何歳か知ってる?
見た目は12歳くらいだけど、
実際には、10万歳くらいだよ(笑)
人間でも、
その気になれば、これくらい長生きできちゃうの♪
…コレ、ファンタジーじゃ無いよ?
リアルだよ?ホントの話だよ?現実だよ?
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2012/08/14 完筆