プロローグ
「トルコって、どんな国なの？」
って質問されたら、僕は、
「おもちゃ箱のような国だ！」
と答えるね♪
西に行けば、ヨーロッパの雰囲気が味わえるし、
東に行けば、アジアの殺伐さがある。
国全体が、当然、中東のテイストを持っている。
スゴい地形の観光地がいっぱいあって、
ギリシャ遺跡もいっぱいあって、
海も山も、楽しめる。
イスラム教の国だから、
イスラム建築や文化が楽しめるのはもちろん、
歴史的に、キリスト教のゆかりの地が多いから、
キリスト教関連も、勉強になる。
現地物価は、ヨーロッパの1/3くらいかなぁ。
東南アジアよりは高いけれど、
充分、長旅にも堪えられるハズさ♪
僕は、３週間ほどの放浪で、
飛行機代が１５万と、旅費が６万ほどだった。
…もっと日数が欲しかった！！
西のほうは特に、
ヨーロッパ顔のイケメンが多くて、
なおかつ、彼らはとても積極的だから、
トルコ男性に骨抜きになってしまう日本人女性が、とーーーーっても多いらしい。
彼らは、誰にでも「可愛い」「愛してる」と言うから、
その点だけは、気をつけてね？
エピソード１
僕の飛行機がトルコに到着したのは、
現地時間の、真夜中２時だった（笑）
値段の安い航空券ってのは、
たいがい、到着時間か出発時間がちんちくりんなんだよ！
かと言って、
それはそれで、楽しいコトもいっぱいあるのさ♪
夜中の２時から市街地に出ても、
宿はもう、開いていないだろうから、
空港のベンチで、朝まで仮眠するコトにしたよ。
僕は、こういうコトがあっても、
さっぱり尾を引かない。
もちろん、
出来ればふかふかのベッドで寝たいけれど、
ヘンな環境で一晩過ごす羽目になったら、
それはぜーんぶ、笑い話のネタにしちゃうのさ♪
公共の場で一晩明かすなんていうコトは、
「治安的に危ない！」と、多くの人が、言うだろうさ。
それはもちろん、
間違いではナイよ？
でも、身の回りのコトにしっかりと気を配っていれば、
ヘタな目に遭うコトは、ほとんどナイよ♪
こういう土地では、
悪さとしようとする人間が日本よりも多い反面、
そうした連中から旅人を守ってやろうという、
正義感の強い、頼もしいヒトも、多いんだ♪
『トルコで見つけたドラゴンボール』
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