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エピソード1 『真理の森へ』

プロローグ




四葉のクローバーが幸福の象徴と言われるのは、

あながち、迷信でもないのかもしれません。




エピソード1 

亮くんと抱き合ったことで、私は激変してしまいました。

いや、セックスそのものが私を変えたのではないんだ。

セックスに対して、素直に・積極的になったことが、私を変えたのだ。

それを履き違えてはならない。

そうじゃないと、亮くんと語り合った意味がなくなってしまう。



しかしながら…それにしても…

私は変わってしまったのです。

あれからというもの、

心理学への熱意はすっかり冷めてしまった。心理学なんてどうでもよくなってしまった。

まだ駆け出しの私なので、「卒業」などと宣言するのはおこがましいけれど、

でも何となく、そういうニュアンスは、ある。

私の探し求める四葉のクローバーは、

心理学という名のお花畑には、無さそうです。


私は、学校に行くのが億劫になってしまいました。心理学を勉強する気にならない。

偉そうに講釈を垂れる心理学講師たちが、とても幼く感じられるようになってしまいました。

自由選択でなんとなしに選んだ環境学のほうが、まだ面白い。

これは、クローバーの絶滅を防ぐくらいの役には、立つ。



その環境学の授業で、ある日、外部講師の講演がありました。

その講師は、フィンランド人でした。フィンランドは、環境先進国であるらしい。


フィンランド…!?


私は、シャーペンのお尻を甘噛みしながら、頭に電球を光らせた。

フィンランド…亮くんが留学した国だ!


『真理の森へ』

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