エピソード27 『トルコで見つけたドラゴンボール』
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- 2023年3月12日
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早朝の5時に、たった一人、
カッパドキアの小さな町の、
バスターミナルですらナイ場所に、降ろされた僕…
地図を手に取ってみても、
店という店のシャッターが下りているから、
現在地を把握するコトすら、ムズカシイ…
誰かに聞こうにも、
こんな早朝に町を歩いているヒトなど、いるはずもない…
おまけに、寒い…
さらに、腹が減った……
とりあえず、
テキトーに歩いてみる。
犬も歩けばナントヤラだ!
…で、案の定、
小さな旅行会社のシャッターが、開いていた♪
迷わず、駆け込ませてもらったよ。
とりあえず、
現在地を把握するコトが出来て、
ストーブで温まるコトも出来た♪
気を取り直した僕は、
宿を探して、再び早朝の町を歩く。
ありがたいコトに、
僕が見繕った安宿は、
朝の6時にドアを叩いても、ちゃーんと僕を迎え入れてくれた♪
カッパドキアの宿の多くは、
「洞窟部屋」というのを持っている。
あの奇岩をくり貫いて造った部屋のことさ♪
多くの旅人は、
コレに憧れて、泊まろうとするのだけど…
部屋はキーンと冷たく、
湿気により、布団はチョっと湿ってる(笑)
…つまり、
あんまり、オススメは出来ないな…
いや、高級なとこならもっと環境整備されてるんだとは思うけど、
安い洞窟部屋はこんな感じだろうと思うよ。
この時の僕は、
とにかく眠くて、くたびれていたから、
湿った布団に潜りこんで、しばらく仮眠を取ることにした…
『トルコで見つけたドラゴンボール』