top of page

エピソード2 『イーストエンドは西の果てⅡ』

エピソード2

…え?

「キミはぱるこか?」って?


イヤだなぁ。

ボクは、そんなダサい名前じゃナイよ。

ふぁる子っていうんだ♪



一人称が「ボク」なのに、

名前の最後に、「子」が付くの…??


ふぁる子は、女なの?男なの?


どっちでも、ナイんだよ(笑)

広い世界の中には、

男でもなく、女でもなく、男であり、女である生き物が、

存在してるんだよ?

確か、ナメック星人なんかも、そうだったよね。

ナメック星人って、ホントに実在してるよ♪

地球からはずいぶん離れた場所に住んでるけど。



ボクみたいに、

男か女かわからないような生き物のこと、

「両性具有」とか、「雌雄同体」って言うんだよ。

まぁ、オカマちゃんでもオナベちゃんでも、

どんな名前で呼んだって、イイけどね(笑)



男と女が別々の体で生まれてるヒトたちは、

セックスが大好きなんだよ。

別々の体で生まれることって、

デメリットばかりで、利点なんてほとんどナイ。

それなのに、

男とか女とか選んで生まれてくるのは、

「セックスがしたくてたまらない!」

ってコトさ。


キミは、男のコ?女のコ?

いずれにしても、そのどっちかであるなら、

セックスが大好きでたまらないってコトさ。


セックスを卒業しちゃってるなら、

両性具有で、恋愛なんて存在しない惑星に、生まれてくるよ。

…まぁ、ぱるこのお父さんみたいに、

助っ人の役割で、生まれてくることも、あるけどさ?



この物語は、

ぱるこがねむりあにやってくるよりも、ずーっと前のオハナシ。

あれは、

ねむりあの樹じぇれみーが、

100万歳の誕生日を迎えたときのことだったよ。


『イーストエンドは西の果てⅡ』

最新記事

すべて表示
bottom of page