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エピソード2 『伝説の教師 -金八さんのその先に-』

エピソード2

取り残された僕は、仕方なく、一人でとぼとぼ廊下を引き返しました。

学部長の話は、いったい何だったんだろう?

あの人は僕をからかっているのか?僕が教師に向いていないだなんて…

それに、教員試験を諦めて沖縄に旅行しろだって?馬鹿げてる。

…でも、

学部長を悪く言うような話は、聞いたことがない…

他校で教えていたのをわざわざ引き抜きしてまで、ウチの学部長に任命したらしいし…

でも…

教員試験を延期するなんて、ウチの親が許すだろうか?

…許すはずがない…

ひょっとしたら僕よりも、僕を教師にしたがっているんだから…

うちの親は、両親ともに教師なのです。



案の定でした。

家に帰って早速、「沖縄に行こうと思う」と話すと、

両親ともに、目に炎をメラつかせて、鬼のような形相です。

「お前、何言ってるんだ!駄目に決まってるだろう!」

「でもお父さん?これ、僕の未来のためなんだよ。

 最高の教師になるために、ある人に話を聞きに行くの。」

「…おまえ、見え見えのウソを付くのはやめろ!そんな子じゃなかったはずなのに…

 どうせバカンスしたいんだろう?現実逃避したいんだろう?」

「ウソなんかじゃないよ!、現実逃避じゃないよ!」

「ウソを付くヤツはみんな、『ウソじゃない』って言い張るんだ。

 くだらないザレ事は、もうおしまいにしろ!」


…駄目だ。ラチがあかない…


『伝説の教師 -金八さんのその先に-』

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