…訂正!
ダニーは、
「僕は、『クフ王のピラミッド』以外には、興味がナイ」
と、力強く言い切った。
だから、13時までは別行動をすることにしたんだ。
僕は、しばらくあちこちとウロウロした後、
「メンカウラー王のピラミッド」に向かった。
3番目に大きいヤツさ。
入場しようとすると、入り口のところで、
「カメラの持ち込みは禁止だよ!」
と、遮られてしまった!!
僕は、チケット・カウンターまで戻って、
カメラを預かってもらわなきゃならなくなった。
「メンドクセーなぁ…」
と思いながらも、5分ばかしもとぼとぼ歩いて、
カウンターに預けて、また引き返してきた。
ピラミッドの中に入ってみると、
人がすれ違える程度の、狭い通路が敷かれていた。
時々、広くなったり、曲がりくねったりはしたけれど、
ドラク○Ⅲのピラミッドとは違って、
「迷宮」という感じでは、なかったよ(笑)
「ダンジョン度」は、期待値よりも低かったけれど、
エネルギーは、メチャクチャ強かった!!
…すると、
僕がもし、この時までにレイキ・ヒーリングに携わっていなかったら、
ピラミッドの素晴らしさは、 ゼンゼン実感出来なかっただろうなぁ(笑)
僕が、最奥部にある玄室(棺が安置されている、小屋一軒ほどの空間)
に辿り着いたとき…
なんと!!
真っ白い服を着た金髪の女性が、とても美しい声で歌っていた!!
歌が終わるのを待って、
僕は、彼女に話し掛けてみた。
「とっても美しい声ですね♪
あなたは歌手?
それとも、ヒーラーだろうか?」
彼女は、おしとやな笑顔で、
「自分はヒーラーだ」と、答えてくれた。
彼女は、それで帰っていった。
僕は、玄室の中で30分ほど、
座禅を組んで、ヒーリングを施した。
…実は、これまでも、
遺跡などの聖地に訪れるたんびに、
30分ほどのヒーリングを、行っていたんだよ♪
『導かれし者たち』
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