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エピソード30 『首長の村の掟 -真実の物語-』

…この旅日記は、

どうも、説教臭くてかなわない。

書いてて、憂鬱になってくる(笑)


僕は本来、もっとユーラスに文章を綴るが、

「今回は、こういう切り口で書いてくれ」と、

守護天使に頼まれたから、それに応じている。


…「守護天使」というものの意味がわからないなら、

この一節は、忘れてもらって構わない。



話を本筋に戻そう。

川岸の集落で、

裸の3歳児と戯れたりしていると、

3メートルほどの長い竹を、20本ばかしも並べ組んだような、簡素なイカダを、

ガイドが、幾つも、川岸に運んで来た。

この集落の人々が、組んでくれているのだろうか。


なんと、

僕らはそれぞれ、

1人ずつか2人ずつ、

その簡素なイカダに乗り込む!

そして、長い竿を渡される。

その竿で、上手く舵を切りながら、

自分たちで、川を下っていくのだ!!


象で川を上ってきたから、

今度は、イカダで川を下るのだ!!

これは、

象乗りと同じか、それ以上に、面白い!!


ライフジャケットは支給されるが、

それにしたって、いつ川に落ちるか、わかったもんじゃない!

そして、

2~3人、お約束のように川に落ちる(笑)


たいていみんな、2人で協力して舵を切ったが、

僕は、1人乗りだった。

なぜかわからないけれども、

「君は、1人で行こう!」と言われた(笑)


しかし、

象乗りと同じで、

「だからこそ」、このゲームは、更に面白くなった!!

僕は、一瞬も気が引けず、

ハラハラドキドキしっぱなしなのだから!!


そして、この川下りも、

5分や10分では、終わらない。

およそ、1時間半も、川と格闘し続けるのだ!!



…こういうのを経験してしまうと、

遊園地のスリルを、スリルとは感じなくなってしまう。

「日本の秘境」と言われる、

西表島や屋久島の、ジャングル・ツアーみたいなので、

カヤック・ボートに乗っても尚、何のスリルも感じない。

それらは全て、

「幼稚園児のおままごと」に、感じられる。

けれども、

その、「幼稚園児のおままごと」のほうが、

何倍も、値が張るのだ(笑)



もう一度、書こう。

この3日間の全ての行程が、

わずか、5,000円足らずである。

今、クサカベさんのホームページを覗いてみたら、

当時よりも更に、値下がりしていた。

1500バーツだから、4,000円ちょいというところだ。

ディズニーラン○の1Dayパスよりも、安い!


『首長の村の掟 -真実の物語-』

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