…この旅日記は、
どうも、説教臭くてかなわない。
書いてて、憂鬱になってくる(笑)
僕は本来、もっとユーラスに文章を綴るが、
「今回は、こういう切り口で書いてくれ」と、
守護天使に頼まれたから、それに応じている。
…「守護天使」というものの意味がわからないなら、
この一節は、忘れてもらって構わない。
話を本筋に戻そう。
川岸の集落で、
裸の3歳児と戯れたりしていると、
3メートルほどの長い竹を、20本ばかしも並べ組んだような、簡素なイカダを、
ガイドが、幾つも、川岸に運んで来た。
この集落の人々が、組んでくれているのだろうか。
なんと、
僕らはそれぞれ、
1人ずつか2人ずつ、
その簡素なイカダに乗り込む!
そして、長い竿を渡される。
その竿で、上手く舵を切りながら、
自分たちで、川を下っていくのだ!!
象で川を上ってきたから、
今度は、イカダで川を下るのだ!!
これは、
象乗りと同じか、それ以上に、面白い!!
ライフジャケットは支給されるが、
それにしたって、いつ川に落ちるか、わかったもんじゃない!
そして、
2~3人、お約束のように川に落ちる(笑)
たいていみんな、2人で協力して舵を切ったが、
僕は、1人乗りだった。
なぜかわからないけれども、
「君は、1人で行こう!」と言われた(笑)
しかし、
象乗りと同じで、
「だからこそ」、このゲームは、更に面白くなった!!
僕は、一瞬も気が引けず、
ハラハラドキドキしっぱなしなのだから!!
そして、この川下りも、
5分や10分では、終わらない。
およそ、1時間半も、川と格闘し続けるのだ!!
…こういうのを経験してしまうと、
遊園地のスリルを、スリルとは感じなくなってしまう。
「日本の秘境」と言われる、
西表島や屋久島の、ジャングル・ツアーみたいなので、
カヤック・ボートに乗っても尚、何のスリルも感じない。
それらは全て、
「幼稚園児のおままごと」に、感じられる。
けれども、
その、「幼稚園児のおままごと」のほうが、
何倍も、値が張るのだ(笑)
もう一度、書こう。
この3日間の全ての行程が、
わずか、5,000円足らずである。
今、クサカベさんのホームページを覗いてみたら、
当時よりも更に、値下がりしていた。
1500バーツだから、4,000円ちょいというところだ。
ディズニーラン○の1Dayパスよりも、安い!
『首長の村の掟 -真実の物語-』