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エピソード33

「ドント メディテーション(瞑想などしちゃイカン)!!!」

耳をつんざくような怒号が、狭い玄室にこだました!!!

玄室が急に静かになったのは、このためだったんだね。

観光客の誰かが、僕らの奇妙な儀式を見て、

ピラミッドの警備員かだれかにチクりにいったんだ。


女性ヒーラーの一人は、

瞑想を切り裂いた突然の怒号に、あんまりにもビックリし過ぎて、

その時手に持っていた例の小瓶を、床に落としてしまった…!!

ガシャーン!!

…割れた小瓶からは、

何やらフシギな液体が流れ出して、 玄室の床を染めていった。

それを見た係員は、ますます怒った!!!

「この神聖なる玄室の床に、

 なんてことをしてくれたんだ!!!

 ポリスを呼ぶぞ!!!」

女性ヒーラーの一人は、

「これはホーリーな液体ですので、問題はありません」

…とかなんとか、

いたって冷静なトーンで、その係員をなだめていた。


他の仲間たちは、

ギリギリまで「各々の瞑想」を続けていたけれど、

やがて、どうにも収拾がつかなくなって、やむなく立ち上がり始めた。

僕は、事態のドサクサに紛れて、

床に流れ出したフシギな液体を、両手にたっぷりつけ、

そのまま、カラダにこすり付けた(笑)

「きっとこれは、

 心身魂に良い液体に違いない!!」

と、思ったからさ(笑)

オーラソーマやアロマオイルの類だと思うよ。



…一つ、フシギなことがあったよ。

この「儀式」を終えたあと、

僕のジーンズの左ポケットの辺りが、やたらと熱かったんだ!!

ポケットに手を突っ込んでみると、

旅に出る前にポケットに忍ばせたまま、すっっっっかり忘れ去られていた、

ラピスラズリのペンジュラムが、入っていた。

あの「儀式」のエネルギーに、

ラピスラズリが強く共鳴したようだった。

僕は、「クフ王のピラミッド」に、

「よく来たね♪」と言われたような気がして、嬉しくなった♪


ダニーの方はというと、

「立ち上がりはした」けれど、

「彼なりの瞑想」は、終わらなかった。

何やら一人で、

ヘンテコな舞いをしながら、玄室をぐるぐると周り続けていた…

彼は、

この空間と出来事によって、

「サイキックな何か」を、感得したようだね♪



ピラミッドから出たあと、

4人のヒーラーたちは、僕ら2人を見つけ、声を掛けてくれた。

僕は、「フシギな儀式」のお礼を言い、

彼らは、

「君たち2人が環に加わってくれたお陰で、

 場のエネルギーが格段に高まった!!!」

と、お礼を言ってくれた♪

…そして、

みんなで「ハプニング」を笑い合った♪



ヒーラーたちに別れを告げると、

僕らは、ピラミッドの敷地からも出ることにした。

お昼をまだ食べていなかったから、

近場を歩いて、食べる場所を探したよ。

ダニーは、チョっと高級そうな店を選んで、

「ここがいい」と言った。

その店は、

普段の僕の予算や好みからすると、高級過ぎるようだったけれど、

「たまにはいっかぁ♪」と思って、彼の意思を尊重することにしたんだ。


食事をしている間、

ダニーは僕に対して、感謝の言葉ばっかり言っていたよ。

何らかのサイキック・スキルを感得して、

何らかの真理を、悟ったんだろうね♪

その顔は、本当に、本当に、嬉しそうだったよ♪


そして、最後に、

「ここのお金は、僕に払わせてくれよ?」

と言って、豪華なランチを、ご馳走してくれたんだ♪


スピリチュアルなチカラってのはさ?

別に、商業ヒーラーのところに行かなくても得られるし、

資格スクールに通わなくても得られるんだよ。本来は、そういうモンさ。

お金なんか払わなくてもいいんだ。

かといって、なんらかの覚悟を示すようなことは、大事だろうね。



『導かれし者たち』

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