top of page

エピソード37 『首長の村の掟 -真実の物語-』

車はやがて、

砂利道に入った。

「STOP」と書かれた遮断機の前に着くと、

守衛のような男性が、

ドライバーの身分証か何かを、確認していた。

すぐに、バーは上げられた。


しかし、

遮断機を越えた辺りで、車は停まった。

「ここからは、歩いて見て周りな」と、言われた。



僕らは、砂利道を歩き始めた。

ワクワク、ソワソワしてきた!

僕にとっては、この村が、メイン・イベントのつもりだったのだ!

子どもの頃に憧れた、不思議な民族に、出会えるのだ!!


まずは、

細く長い通路を通った。200メートルはある。

集落は、その奥にあるらしいのだ。


しかし、

この通路にも、

延々と、土産物屋台が並んでいて、

僕は、速攻で、げんなりしてしまった…

今までに訪れた、少数民族の集落の中で、

圧倒的に、ダントツに、商業主義的だった。酷かった。



ほぼ最初のほうの、ある屋台の前に、

早速、首に輪っかを着けた若い女性が、腰掛けていた。

可愛い!!

恐ろしく可愛い顔立ちをいている。


「メアリーミー?(結婚してくれる?)」ジョークを飛ばすと、

「ソーリー。私は既婚者なのよ(笑)」

と、愛想良く笑っていた。

他の集落の民族と比べて、

圧倒的に愛想が良く、観光客馴れしていた。


…それと、

なんでも、

青いシャツを着ている人は既婚者で、

白いシャツを着ている人は、未婚者であるらしい。



一体、

タレント並に可愛い女の子が、

なぜ、こんなところに居るのだ!?

村一番の美人だから、看板娘として、

村の入り口に「配置」されているのだろうか!?


『首長の村の掟 -真実の物語-』

最新記事

すべて表示

エピソード158『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード158 ドラゴンの姿のキキは世界樹の残骸の上にふわりと降り立った。 3人と馬をそっと地面に降ろす。 そしてすぐに10歳の少女の姿に戻った。 キ「ふぅ!みんなお疲れさん♪」 な「キキちゃぁーーーん!怖かったよぉぉ!!」 ななはキキに飛びついた。 キ「よしよし。よくやったねぇ」キキはななを優しく抱きしめ労った。 ゆ「キキちゃん強すぎ!」ゆなもキキを抱きしめる。 キ「へっへーん♪ だから言った

エピソード157『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード157 キキはジロっとエビルプリーストを睨みつけた。 キ「最後はみんなで戦いたいの。協力してくれる?」 3人は力強くうなずく。 キキの背後には、さっきの天使たちが光の粒の姿となってキラキラと輝いた。 キキは両手を構えて魔力を集中させる。 キ「山よ、海よ、花よ、宇宙の無数の精霊たち。そして新たな天使の友人たち。 精霊ルビスの御名の元、今こそ我に力を与(くみ)し賜え。 ただただ不届きものを滅

Comments


bottom of page