エピソード38 『首長の村の掟 -真実の物語-』
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- 2023年3月11日
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集落に到着して、更に愕然とし、更に喜んだ(笑)
集落に入っても尚、
土産物の屋台が、延々と続いている。
時々、家屋か休憩所のような小屋を挟み、また、土産物屋台だ。
そして、
そこかしこで店番をしている女性は、
軒並み、首長族の正装をした、首の長い女性であり、
そのほとんどが、さっきの「看板娘」に負けず劣らず、可愛いのだ!!
一体、この奇妙な光景の感想を、
何と表現して良いものか、言葉に迷ってしまう。
嬉しくもあり、悲しくもある。
とても複雑な気持ちになった。
集落は、
今歩いているメインストリートを基調にして、
段々畑のように、斜面に家々が立ち並んでいた。
そして、
どこまで上っても、土産物屋が絶えない…。
一体、家屋よりも土産物屋のほうが、多いのでは無かろうか?
もし、他の観光客らと一緒に、
朝一番にここに来ていたら、
これらの土産物屋が、観光客たちで埋め尽くされていたのだろうか?
上に登ると、
民家の割合が、増えは、する。
民家は、竹製の高床式がメインだ。
たいていは、とびらが開け放たれ、中の様子が、ちらちら見えた。
他の集落とは比べ物にならないほど、様々なものが見えた。
90年頃に流行った、ゴツい外観のCDラジカセが見えた。
タイのポップスか何かが、派手な重低音を響かせていた。
ギターを立て掛けている家もあった。
家の内壁が、黄緑色に塗られて(貼られて?)いた記憶がある。
男性タレントのポスターや切抜きが、
ところ狭しと貼り巡らされている家も、あった。
自分たちがアイドルさながらなのに、
やはり、アイドルに恋焦がれるのか。
AKBとジャニーズが、結婚するようなものだ。
テレビも、あった。
電線は、村まで通って来ている。
これだけ観光収入があれば、電線くらい、自力でも通せるだろう。
『首長の村の掟 -真実の物語-』