僕は、ブルーモスクの周辺を徘徊しながら、宿を探した。
ブルーモスクは、イスタンブール観光の中心地と言えるよ。
だから、宿もこの辺りに密集してる。
裏手の辺りは、
新興ホテル街の建設が、ものすごいハイペースで続いてる。
色とりどりのペールカラーの、西洋風の豪邸が、
幾つも幾つも並んで、互いに競い合うようなカンジさ。
この辺は、食事にしたって、物価も高い。
イスタンブールの現地物価は、日本の1/3程だろうけど、
でも、こうした新興ホテル街だと、日本とほとんど変わらない!
宿も1泊、5,000円くらいはするさ。
でも、
そういう利便性の高い地域でも、
上手く探すと、安い宿があるんだよ♪
ガイドブックを頼りに僕が見繕った宿は、
同じ立地の中にあって、わずか800円ほどだよ♪
まぁ、ドミトリー(相部屋)形式ではあるけれども。
それにしたって、
他のドミトリー宿の半額くらいの値段だろうなぁ。
それは、
老舗の、ペンションみたいな宿なんだ。
こういうところは、
この街が超観光地化する以前から、ココに宿を構えてるんだよ。
すると、他の新しい宿とは違って、高い不動産コストが掛からないんだ。
そして、貧乏パッカー思いの心優しい主人が、営んでる。
だから、
べらぼうな安さで、泊まるコトが出来ちゃう♪
宿でありつつ、彼らの住居でもあるから、
イスタンブールの人々の暮らしも、垣間見れる♪
リビングには、
様々な言語のガイドブックやなんかが並んでて、
旅人たちには、とても心強い♪
こういう、
資本主義のセオリーから逸脱した宿が、
どこの観光地にも1軒くらいは、ひっそりと佇んでる。
バックパッカーの中でも賢い連中は、
たいてい、こういうタイプの宿を見つけて、泊まり歩いてる。
…かといって、
ガイドブックを開いて、一番安い宿に行けばイイってモンでも、
ナイんだよ?
「安かろう、悪かろう」な宿も、ある。
それに、
宿泊料以外のトコロで儲けようと企んでる宿も、多いからねぇ。
『トルコで見つけたドラゴンボール』
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