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エピソード3 『伝説の教師 -金八さんのその先に-』

エピソード3

僕は翌日、再び学部長のところに行きました。

今度はアポもありません。学部長が教室移動をするその3分に、

話をしてもらえれば良いと思ったから。

「学部長!お父さんに怒られちゃったじゃないですかぁ!」

「クックック。そりゃそうだよ!

 オレだって、息子にそんなこと言われたら、反対しちまうさ。」

「どうなってんですか?沖縄に行けっていったのは、学部長なのに…」

「オレは、『行け』とは言ってないよ?紹介はしたけど。

 キミが親父さんに怒られても、オレ、責任取れないしなぁ。

 キミが自分で、どうするか決めなよ。

 オレがしてやれることは、連絡先を教えてやるとこまでさ。」

「うう…。」

僕は、どうすれば良いかわからなくなってしまいました。



僕は、事の顛末を、親友の秀吾に相談してみました。

僕と同じように教師を目指す、正義感の強い青年です。

「…ふぅーん。事情はなんとなくわかったけど。

 それで、どうすべきか僕に決めろってことなの?」

「え?いや、秀吾に決めてほしいわけじゃないんだけど…」

「でも、僕に相談するってことは、そういうことじゃないの?

 英孝?僕はヒデの将来には責任もてないよ。

 ヒデを思えば思うほど、ウカツなことは言えない。

 それにさ?

 金八さんだったらこんなとき、乾先生とかに相談するかな?」

「…しないと思う。」

「だろ?だったら、ヒデも自分で決めなよ。

 人生ってのはさ、時々、誰にも頼れないことってあるさ。

 重要なことであればあるほど、そうなんだろうし。」

…秀吾の言うとおりだと思いました。


でも、どうしよう…


『伝説の教師 -金八さんのその先に-』

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