エピソード3 『無人のお祭り』
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- 2023年4月11日
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エピソード3
僕は、
海外放浪に目覚めてしまってからは、
日本国内を放浪することには、興味が無くなってしまった。
どこにしたって、
自分が普段暮らしてる場所と、大して変わり映えしないから、
シゲキが足りないんだよなぁ。面白味がナイんだ。
だから、国内でさすらう場合は、
今語った与那国島みたいに、
独自な文化を色濃く残しているような地域を、好んで選ぶ。
タクシーの運ちゃんの言葉が、さっぱりワカンナイようなときもあるけど、
それにしたって、
日本語の通じない人が周りに誰も居ないようなことには、ならないさ(笑)
むしろ、そんな感じで、
「タクシーで移動する」といった、本来何の不都合も感じないハズのことに、
手間取ってしまったりした時にこそ、
「おー!旅してるなぁ♪」という実感を、得るよ♪
商売人ではない、現地の人々と交流出来るのって、
他でもなく、「自分がピンチに陥ったとき」だしね(笑)
だから僕は、
何でも勝手を知っているツアーガイドに、くっついて歩いたりは、しない。
彼らの存在は、「旅の実感」や、「現地人との交流」を、妨げてしまうからなぁ。
それに、ツアーガイドがやってくれるようなことは、たいてい、
現地の見知らぬ人も、やってくれるさ(笑)
しかも、お金も取らずに、ユーモラスに、ね♪
すると、
与那国島に訪れるような人は、
自然と、「物好き」ばっかりになる(笑)
一人旅に慣れていて、自立していて、
独自の感性を持っているような人さ♪
京都の清水寺で出会うような人々とは、全く毛色が異なる。
「縁結びキティ」に飛び付くような人は、与那国には来ないよ(笑)
なにしろ、与那国島に行くためには、
石垣まで飛行機で飛んで、
そこからさらに、飛行機やフェリーで大移動する必要があるよ。
すると、往復するだけで、軽く10万、飛ぶだろうなぁ(笑)
(今はもっと安く行けます)
那覇や石垣に飛ぶだけなら、
今時、5万もあれば、宿付きで3泊4日も出来ちゃうから、
10万も出して与那国に飛ぶことは、
ものすごくコストパフォーマンスが悪く感じる。
だから、とにかく、
クセのある連中しか、訪れない!
それか、ロマンのある連中だ!
『無人のお祭り』