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エピソード40 『首長の村の掟 -真実の物語-』

幼い頃からの憧れは、

完全に崩れ落ちた…。

首長の集落には、何の神秘もロマンも、無かった。


ただ、顔の可愛い首長娘が大勢居て、

水商売さながらに、セックスの香りを漂わせて、金儲けをしているだけだ。

それと蜜月関係を結ぶ企業ばかりが、彼女たちを取り巻いており、

顔の良さと物珍しさを賛美する、物質主義的な観光客たちによって、

その生活が、助長されていた。


集落の中心部に居た、成人女性たちは、

誰もが、首に、あの輪っかをはめていた。

しかし、よく見ると、

中には、特に首が長いわけでも無い女性も、混じっていた。

ついさっき、取って付けたかのような…


そして実は、

「全ての女性が首に輪っかをしている光景」など、

本来、有り得ないことなのだ。


来、首長族のしきたりでは、

満月の日に生まれた女性だけが、首に輪をはめる宿命にあった。

これは、

いわゆる、生け贄のような概念だった。

「不幸の象徴」なのである。



しかし、現代になり、

各国のテレビ局が、押し掛けてくるようになって、事態は一変した!


その、不幸の象徴であるはずの、生け贄の女性たちが、

ことのほか、持てはやされ、巨万の富を手にしたのだ!!


それによって、この集落は、

生まれた日が満月であるかなど関係無しに、

時には自発的に、首に輪っかを着けるようになったのである。

現代の首長娘たちは、

文化でも伝統でも何でもなく、

ただの、ビジネス・ショーなのだ!!



そして、

観光客のほとんどが、この異常事態に、気付いていない。

何の違和感も、持っていない。

ただただ、珍しがり、可愛がり、彼女らを持てはやす。

あの可愛い顔に、「オマ〇コ」と言われて、喜んでいる。


『首長の村の掟 -真実の物語-』

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