エピソード4
学校の成績が良かった要因として、思い当たるのは、
「暗記力が良かった」ということです。
だから、
英単語帳とか、開いて一通り書けば、覚えられました。
…っていうか、みんなそうじゃないの?
「成績が良い人」というのは、
イコール、「コツコツ努力する人」
だったように、思います。
あたしの中学や高校では、そうでした。
だから、
数学にしたって、公式を暗記してしまえば、
それなりに、点数が取れます。
でも、
応用力が必要な問題は、得意じゃ無かったです。
そして、
あたしがイメージする、「頭の良い人」というのは、
その、「応用力がある人」です。
みんなが思いつかないようなことを、次々に提案出来たりする人をみると、
「頭いいなぁ、スゴイなぁ」って、思いました。
それに対して、あたしは、
なんていうか、「素直なメイドさん」という感じです。
テーブルの上に、ご主人様から、書置きが置いてあれば、
その通りのお仕事を、やっておくことが、出来ます。
でも、
「孫の誕生日が近いんだけど、
プレゼントは何が良いかな?」
などと相談されても、名案は、思いつきません…。
月並みなアイデアしか、出てこないのです。
『ご主人様の面接』