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エピソード4 『ドヴォルザークの再来』

エピソード4

ナカジマさんは、「音楽バカ」でも、無かった。

「人生は、音楽以外にも大切なことがたくさんあるのだ」

ということを、深く理解している、偉大な人格者だった!



僕らの代の前後は、

なぜか、男子部員がメチャクチャ多かった(笑)

60人ほどの部員のうち、1/3くらいが、男子だった!

しかも、


「静かでおしとやな…」ってカンジの男の子は、

ほとんど、居ないんだ!

たいていみんな、

スポーツが、音楽と同じくらい大好きだった。

スポーツテストの学年上位に、

吹奏楽部員が、何人も名を連ねちゃうほどだった(笑)



僕らは、

一年で最も大事な、夏のコンクールの直前でも、

朝、練習開始時間より、1時間以上も早く登校して、

バスケット・コートに侵入して、バスケに夢中になった(笑)


ナカジマさんでも、サスガにそれは怒るだろうと思ったから、

僕らは、最初のうちは、

彼には何も言わずに、コッソリとやっていた。

…でも、

朝から1時間もバスケをやってから音楽室に行けば、

服の汚れ具合や汗のかきっぷりで、

「何かおかしいぞ!?」っていうことが、すぐにバレてしまった(笑)


ナカジマさん、

どんな対応を取ったと思う!?



なんと、彼は、

僕らよりも更に早い時間に来て、

バスケット・コートのカギを、開けてくれたのだ!!

「くたびれ過ぎないようにな♪」

って、カタチとして釘を刺すだけなんだ。


…いったい、

なんて懐の深いドヴォルザークなんだろう!?


『ドヴォルザークの再来』

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