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エピソード6 『ドヴォルザークの再来』

エピソード6

ナカジマさんが、

自分のお金や所持品を差し出すのは、

何も、吹奏楽部員たちだけじゃ無かった…!



ナカジマさんは、50歳にもなろうかというのに、独身だった。

そもそも、結婚願望というモノが、まるでナイようだった。


独身なハズなのに、

時々、「同居者がウンヌン…」と、

共同生活を匂わせるハナシを、していた。


何なんだ?彼女か?

と、首を傾げていたんだけれど、

後で解ったのは、

彼、ビンボーな友人を、自分の家に居候させていたらしい!!

…ホモとか、そういうんじゃナイよ!?


純粋な、「人助け」なのさ!!



相手が誰かなんて、カンケイ無いんだ。

自分が必要だと感じれば、

相手が必要としているものを、惜しみなく、分け与えてしまうんだ!!


『ドヴォルザークの再来』

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