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エピソード6 『無人のお祭り』

エピソード6

前置きがずいぶん長くなったんだけど、

僕はあの日、与那国空港に降り立ったんだ。


宿の予約なんて、さっぱり行ってなかったんだけど、

情報は1つ、持ってた。

黒島の船着場かどっかに貼ってあった、一枚の手作りチラシでさ?

「宿の建物まで主人が手作りしちゃった、ノンビリした宿ですよ」

っていうのさ♪

コリャ僕の感性に合いそうだなぁと思って、

そこにお世話になろうと決めてたんだ。



空港から集落に出ようと思ったら、

バスとかなんとか、そういうのがナイって言うんだよ!


空港の、ノンキそうなインフォメーション・カウンターに相談したら、

「その宿に電話して、迎えに来てもらうのが良い」

と言って、電話も貸してくれたよ♪

その時、僕、ケータイ持ってなかったから、助かったなぁ。

都会の公共施設より、田舎の公共施設のほうが、

ずーーーーーっと親切だし、臨機応変だよね♪



宿に電話してみると、

標準語をしゃべる、40手前くらいと思われる男性が、出た。

「急な宿泊なんですけど、イイですか?」

って尋ねたら、快く承諾してくれたよ♪


で、たった一人の客人のために、

車で片道20分の道のりを、送迎してくれたんだ♪



ゲストハウスのスタッフは、どこも基本的に優しいし、

船着場や空港まで、送迎を行っているトコも多いけれど、

客がたった一人だったら、「タクシーで来てください」

って突っぱねるトコが、多いよなぁ。


与那国という島がノンビリしてて、

さらに、この宿の主人がノンビリしてるから、

こんなメンドクサイ要望に、応じてくれるんだね♪


『無人のお祭り』

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