エピソード6 『花ちゃんのつぶやき』
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- 2023年4月12日
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エピソード6
人間の中には、
私たち植物と会話はしないまでも、
誠実に愛でてくれる方々も、大勢居ります。
そのことは、私たち一同、とても嬉しく思っております♪
…しかし…、
まことに申し上げにくいのですが、
そのような「植物を愛でる方々」は、
私たち植物のことを、過保護にし過ぎてしまう傾向に、あります…
そして、
私たちは、過保護にされると、苦しいのです…。
…思い出して下さい。
私たち植物は、本来、
人間の手を借りずとも、たくましく生きられたのです。
家の中の植木鉢ならまだしも、
庭に咲く植物たちは、
鑑賞花にせよ、ハーブにせよ、野菜にせよ、
水遣りや草抜き、肥料、除草剤などといったものを、
必要としてはいないのです。
私たち植物自身としては、
そのような過保護な作業・ツールの数々を用いてまで、
「延命」したいとは感じておりませんし、
多くの果実を実らせたいとも、思っていないのです。
…また、
私たち植物には、
虫や鳥、動物たちに、食料や日除けなどを提供す役割もあります。
しかし、人間は、
人間だけの都合を考えて、
私たちを食べに来た虫たちを、殺してしまいます…
私たちを食べに来た鳥たちを、追い返してしまいます…
すると、
人間のお腹や心は満たされるかもしれませんが、
食物連鎖という「地球の土台」が、歪んでしまうのです…
人間たちの無知と都合によって起きた、「地球の土台」の歪みは、
結果的に、人間たちを、大きく苦しめています。
地震、砂漠化、酸性雨…などのことです。
ただ、
「自然農」という概念に目覚めた方々は、
「私たち植物の、ありのままの一生」を、
割りあいに、尊重してくださる傾向にあります。
…もし、あなたが、
「過保護にならないように植物を愛でたい」
と思って下さるのであれば、
肥料ではなく、楽器をお持ちになり、
水ではなく、声を掛けてください。
私たちの聞こえるところで、
美しい言葉の並んだ歌でも歌って頂けると、
私たちは、とても喜びます♪
それこそ、
あなたがセックスをする時に感じる喜びに、似ています♪
『花ちゃんのつぶやき』