エピソード7 『首長の村の掟 -真実の物語-』
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- 2023年3月11日
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…正直な話、
この旅の日記を消失してしまったし、
デジカメ写真のデータも、ほとんど消失してしまったし、
ガイドブックも手元に無いゆえ、
どんな観光施設を散策したか、よく、思い出せない…。
木立の寺院のあとは、
確か、お堀沿いの環状道路を、
自転車で一周したんだと思う。
…それとも、それは別の日だったかなぁ。
お堀沿いの環状道路には、
ところどころ、古代遺跡みたいな残骸が、残っている。
ガイドブックには特に明記されていないのだけれど、
これがなかなか、バツグンの廃れ具合で、面白い!
どこかのロック・バンドが、
PVの撮影にでも、使えそうな雰囲気なのだ。
また、暗くなってから訪れても、風情があった。
…たいてい、
どこの地域を旅していたって、
一番印象深い場所は、ガイドブックに記載されていないことが多い(笑)
結局、
歩きや自転車で、自分の目でサーチしながら探検しないと、
「お宝」というものは、見つからないのだ。
他人が開けてしまった宝箱には、大した価値など、無いのだよ。
「旅人」たちは、
手付かずの宝箱を、自分で開けたがる。
カラッポでも「うまのふん」でも、何でも構わない。
「旅行者」たちは、
他人が開けた宝箱に、群がり続ける。
彼らは、100回旅行をしても、
自力で新たな宝箱を見つけることが、出来ない。
…ちなみに、
バンコク近郊にある、「王宮」という仏教施設は、
「カラッポの宝箱」を通り越して、「ミミック」さながらだった(笑)
『首長の村の掟 -真実の物語-』