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エピソード8 『ハルトの初恋』

エピソード8

ナナミは、けっこう可愛い顔をしてた。

フェルメールの絵画に出てきそうな顔してる。

キャンプとかぼっとん便所とか、似合わない。お姫様系の顔してる。

レクリエーションクラブなんか、しょっちゅう見学してる。

気温が30度超えたら見学するし、小雨が降ったら見学する。

たぶん、過去世は平安時代のお姫様だ。


アタマが良いのか、世間知らずなのか、よくわからないところがある。

大体、山梨県民っていうのはみんな、

賢いのかバカなのか、わからない。


キャンプに慣れてるなら、

30度の暑さも小雨も、慣れてるんじゃないのか?

基準がよくわからない。



オレたちは、川辺に腰掛けて、しばらく話した。

あんまり、話すことが無かった。


ナナミは、オレっちが寝転がったその頭の辺りに、

また、体操座りで座った。

オレっちの顔の位置からだと、

ナナミのスカートの中が、丸見えだった。

オレっち、こんなに近くで女子のパンツを見たのは、初めてだった。

やたら興奮した。シコシコしないでも、ドピュっ!ってなりそうだった。

なんで野郎は、

女子のパンツの股の部分を見ると、こんなに興奮するんだ?

DNAにそういう情報が記入されてるんだと思う。そうじゃないと、子孫を残せないから。


ナナミは、

オレっちの顔がパンツの近くにあるのに、全然気にしてなかった。

オレっち、ナナミが姿勢を変えるまで、ずーーっとパンツをガン見してた。

クラクラしそうなくらい、幸せだった。

フェルメールのパンツだぜ?平安貴族のパンツだぜ?


ナナミは、しばらくすると、

「もう、帰んなくちゃ!」と言って、帰っていった。


『ハルトの初恋』

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