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声優になりたい!「専門学校」と「養成所」はどちらが良い?

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  • 2024年1月26日
  • 読了時間: 4分

声優になりたい!「専門学校」と「養成所」はどちらが良い?

声優になりたい!と志す高校3年生は、2つの進路で悩むのではないでしょうか?

声優の専門学校と養成所です。

この2つはどう違うのでしょうか?どちらのほうがデビューに近く、どちらのほうがオススメなのでしょうか?



初心者は専門学校にしか進めない。

これまで声優としてのスクールに通ったこともなく、演劇部でもなかった、という人は、「養成所に進みたい」と願っても叶わなそうです。

養成所はすでにある程度実力のある人を、選抜オーディションを使って選り抜きます。養成所は、名のある声優さんが運営していたりいつもその声優さんがレクチャーしてくれたり、お仕事を紹介してもらう道までも短そうに見えますが、初心者では入れないのです。

養成所に入れるか選抜するためのオーディションは、まったくの初心者でも受け付けてはくれるかもしれませんが、それで実際に通れる人はほとんどいないでしょう。


すると、基礎練習を積んだことのない人にとっては、ほぼ専門学校一択ということになります。



高校3年生年齢ですでに実力があるなら、養成所のほうが良いかも?

ヴォイストレーニングに通ってきた、演劇部を5年もやってきた、という感じで、高校3年生時点ですでにそれなりの実力を持っている人もいますよね。

その場合、進路は専門学校よりも養成所のほうが良いかもしれません。


専門学校は規模が大きく、立派な設備をたくさん持っていてキラキラして見えます。

しかし、専門学校に進む子にはあまりやる気のない人が多いのです・・・そして進学すると、どうしても彼らのやる気のなさに流されてしまいます。「みんなこれくらいの練習しかしてないから、これくらいでいいんだな」と思ってしまうんです。


対して養成所は、選抜された人だけが通う少数精鋭。みんなやる気がありますし、実力も結構あります!とても刺激を受けるハズ。



アイドル声優の育成に強いのは専門学校。

しかし、あなたの目標が声優というより「アイドル声優」となると、また話が変わってきます。

養成所よりも専門学校のほうが、「アイドル声優」の育成環境には長けている傾向です。

かわいいダンスやアイドルっぽい振る舞いに特化した講師もおり、「アイドルっぽいステージの練習」までするでしょう。


近年は多くの声優事務所がアイドル声優としての仕事にも心を開いており、新人に対してアイドル声優としての興味も許しますが、その育成に長けた養成所は多くなさそうです。



学費には大きな差!しかし練習日数にも差がある。

進路の決定は、学費も無視できませんよね。

専門学校と養成所、学費には大きな差があります。

専門学校は年間100万~150万円程度かかるものが多いです。

養成所は年間40万~60万円、といったところが多いです。


倍以上の差がありますが、授業日数にも差があります。

専門学校は月~金まで毎日授業があるのが普通ですが、養成所は週2日程度のところが多くなっています。



養成所なら週2日でプロデビュー出来るということ?

声優の養成所は週2日かせいぜい3日ほどのカリキュラムのところが多いです。すると週2日の練習でプロデビュー出来るということなのでしょうか?

どちらかと言えば、養成所の場合は、「週2日は様子を見てあげるから、それ以外の日は各自で練習してきてね」というニュアンスが強いです。

練習のない日も、自分で練習を重ねなければなりません。

それは専門学校でも同じで、授業のない日も独自に練習は必要です!



養成所なら仕事しながらでも通えるが・・・

週2日ほどということは、仕事をしながらでも養成所に通えそうだな、という印象を受けますよね。

その通りではありますが、上述したように「レッスンのない日も練習すべき」という実情はあります!

仕事をしながらでも声優を目指して養成所に通ったり、オーディション活動したりすることは出来ます。が、正社員になるなどフルタイム勤務で声優の夢を追おうとすると、どうしても仕事に比重がかかりすぎて練習がおそろかになってしまいがちです・・・。それは自分の熱意や自制心でコントロールする必要があり、万人には勧められないものです。


ちなみに、週5日授業のある専門学校でもアルバイトすることは可能です。上京してきて、一人暮らしをしながらバイトしながら学校に通う子もいます。とても大変ではあるでしょう。



いかがでしたか?

専門学校と養成所、どちらが良いと一概に言えるものではなく、それぞれの状況に応じて選び分ける必要がありそうですね。

演劇部で何年も下積みがある、ちょっとしたレッスンに通ってきた、といった素地があるなら、養成所の選抜オーディションを受けてみることをお勧めします。養成所に進んだほうがハリのある練習になりそうです。

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