声優や歌手、ミュージシャンなどを志望する人の多くは、その専門学校に進むでしょうか。
専門学校のパンフレットや紹介サイトなど眺めていると、進学すればプロデビューが出来そうでワクワクしますよね。
でも実際は・・・?
プロデビューするのは学年に1~2人・・・
実情として、声優やミュージシャンの専門学校でプロデビューの座を掴むのは、学年に1~2人といったところです。100人、200人の生徒がいて1~2人です。
声優事務所の「研究生」「準所属」などを含めるともっと数多くなるのですが、正式所属以外の契約は実質的に勉強生で、学ぶ学校が変わるだけ、という感じです。仮所属などなることで1つくらいはお仕事の現場を経験させてもらえるかもしれませんがあくまでその程度。「お仕事デビューしたよ!」と友達には言えるかもしれませんが、自分では納得できていないかも。
本当にやる気に満ちた子は少ない。
声優にせよ、ミュージシャンにせよ、専門学校に進む人の中に本当にやる気に満ちた生徒は少ないです。1~2割かな、という程度に過ぎません。
残りの8割は、モラトリアム学生というのでしょうか、夢の実現にあまり本気ではなく、「就職するのも嫌だからとりあえず専門学校に来た」といった感じの子が多いのが実情です。
やる気があるなら一気にトップクラスにもなれる!
専門学生の8割があまりやる気なし・・・この実情はつまり、あなたがやる気満々なら、一気にトップクラスになれる見込みがある、とも言えます!特に声優業界は、専門学校前にレッスンなど通った経験がなくても、2年間の懸命な練習でそれなりの実力に達します。
実際は、やる気のない子たちに流されてしまう・・・
しかし実情としては・・・それなりのやる気を持って専門学校に入った子も、周りの子たちのやる気のないスクールライフに流されてしまうことが多いです・・・。
1限目の講習授業を1/3の生徒がサボっている、とわかると、「私もサボっちゃえ」となってしまうんですね。
放課後にマクドナルドでおしゃべりしたり、渋谷や原宿に遊びに出かけるという話を聞くと、「私もー!」となってしまいます。
「平均程度にはがんばっている」では不充分!
周りの子たちがマイペースにだらだらしていると、どうしても流されてしまいます。それでもちゃんと授業に出たり練習したりして、「私、平均程度にはがんばってるわ」と感じても、それでは不充分!
冒頭で解説したように、プロデビュー出来る子は上位1~2%です!「平均程度」ではそこには届きませんね。
学校のカリキュラムや設備は結構優秀。
専門学校のパンフレットやサイトに書かれている、「魅力的な設備を完備してお待ちしています!」なんて文言は、あながち間違ってもいません。
今どき大手の専門学校は、優秀な先生や高価な機材がかなり充実しています。
授業の内容もバラエティに富んでいて、声優どころかアイドル声優としても通用する、タレント性を含めて総合的技能を身に付ける環境が整っています。
この魅力的な環境を、9割の子たちは活かさないのです・・・
先生が合わなかったら変更を打診するくらいの意欲で!
特にミュージシャンの専門学校の場合、やりたい音楽のジャンル・テイストには個人差があります。そして担任や総合レッスンの先生も、得意分野がバラバラです。
たとえばあなたがウィスパーボイスを持ち味とした人で、総合レッスンの担当講師が腹式発声を得意とする人で、「もっとパワフルに歌いなさい!」としか言ってこないなら、「担当講師を変えてほしい」と学校に打診すると良いです。
それくらい遠慮なく、熱意を見せた人が勝ち抜く世界です!
「先生が悪い」と言うのではなく「私の方向性と合わない」と言いましょうね。
いかがでしたか?
声優もミュージシャンも、専門学校での成長の最大の敵は「クラスメイト」だったりします(笑)それはライバルとして立ちはだかるというのではく、堕落を誘惑してくるのです・・・(汗)