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20 空港初体験・その3

20 空港初体験・その3


受付か…機械か…受付か…機械か…


失敗を防げるのは、明らかに、人の手による購入だった。

…けれども、

私は、あまりに立て続けに恥をかき過ぎたので、

今また有人カウンターに立つ勇気が、出なかった…。


そして私は、

機械で、自力で購入することを、選んだ。

機械は、なるほど、ATMさながらだった。

何度かミスを重ねながらも、なんとか手続きは進んでいった。


…しかし、思わぬ事態に直面した!!


…片道の料金が…34,800円…!?

私が往復の運賃として見込んでいた額より、更に高い…!!


どうする…?

止めるか…?


…いや!ここまで来て、引き返せるモンか!!

…でも、帰りの飛行機代は…



その時だった!

「決定ボタンは、コチラですぅ。」

ポチ!


…!!!!!!?????

ふと右を見ると、

スタッフらしきお姉さんが、優しい笑顔で立っていた。

私が手を震わせながらためらっているのを見て、

「決定ボタン」がどれかわからず、困っているように見えたのだろう。

「…そうしましたら、

 次は、指定された金額を、こちらの小窓に、お入れ下さいぃ。」

お姉さんは、優しく爽やかに、そうリードしてくれた。

「は、はい…」

私は、頭がボーゼンとしていた…

ロクに、何も考えられなかった…

ただただ、「体」は、

淡々と、指定された金額を、払い込んでいた…

朝、準備をしていた時の私に、よく似ていた。

「あ、あ、ありがとうございますぅ…」

私は、顔面蒼白で、わきの下にどっと汗をかいていた…。

それをお姉さんに悟られないようにするだけで、精一杯だった…。



『星砂の招待状 -True Love-』

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