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24 聞かぬは一生の恥・その2

24 聞かぬは一生の恥・その2


私が金属探知機を無事に通り抜けるのを、

ベルトコンベアー担当の若いお兄さんが、待ち構えていた。

手には、私の化粧水のビンを、持っている!

「…お客様、まことに申し訳ございませんが、

 こちらの化粧ビンは大き過ぎまして、

 機内持ち込みの規格『外』に、なってしまうんですが…

 私どもで処分させて頂いて、宜しいでしょうか…?」

腰の低い、声の頼りない、部活でパシりにされそうな、お兄さんだった…。

…そんな人に、私は、手続きの不備を指摘されている…

自分がちょっと情けなく感じたけれど、やはり、表情には出さなかった。

「あ、恐れ入りますぅ。」

と、今まで使ったこともナイ敬語が、口をついて出ていた(笑)



…それにしても、

さっき、すぐ後ろのお姉さんが「化粧ビン云々」と言っていたのは、

コレのことだったのか!

さも良く知っているかのように振舞ってしまったのに、私は、

ベルトと化粧ビンとの二重で、長々とつまづいてしまった!

一体、後ろに並んでいるハズのお姉さんは、

どんな顔して、私の醜態を眺めているのだろうか…

恥ずかしすぎて、振り返ることも、出来なかった…!



『星砂の招待状 -True Love-』

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