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26 夢で見た景色… 『世界一大きなおもちゃばこ』

26 夢で見た景色…

久高島に着いてみて、ビックリ…


「いなかだぁー!!」


お店というお店はほとんどなくて、

人も、ほとんどいなくて…


「そうよー♪

 この島は、楽園みたいなところなんだー♪」

のもこがうれしそうに、そんなことを言う…

「さっきから、自転車屋さんばっかりだよ?

 自転車屋さんばっかりで、楽園なの??」

「あはははー!

 あれ、自転車屋さんじゃなくて、『貸し』自転車屋さんなんだよー。

 自転車がたーくさん必要ってことは、どういうことだと、思うー?」

「えー??

 ぜんぜん、わかんない…」

るなには、

この島の、人の少なさと自転車の多さのギャップが、

奇妙でしかたなかったの…。


「るな?この島に来てから、車を見た?」

「あれー?

 …1台も、見てない…。」

「そうなのさー!

 この島には、車がほとんど、走ってないの♪

 車が走ってないって、どういうことだと思う??」

「えー?

 排気ガスが、出ない…??」

「ピンポーン♪

 それが、1つめのミリョクであり、特徴だねぇ。

 それと、もう1つあるんだよ?

 誰も、セカセカしてないってこと♪」

「せかせか??」

「そうなのー♪

 誰かが時間におくれたりしても、

 おこったりイライラしたりする人は、ぜーんぜん、いないんだぁ♪」

「あっ!」

るなは、さっき空港で、

るなが何十分もおくれちゃったっていうのに、

のもこがゼンゼン気にしてなかったこと、思い出してた…。


住宅街のようすも、

千葉のお家の周りとは、ずいぶんちがってた…!!

朱色の屋根の、一階建ての家ばっかりで、

どれも、石をいっぱい積んで作った垣根で、囲まれているの。

世界中の石を、ぜーーんぶかき集めちゃったみたいな!!


…まるで、

おとぎ話の主人公に、なっちゃったみたい…!?



「ほら、着いたよ♪」


「…!!??」

オンナジだった!!!

こないだ夢の中で見た、沖縄の景色だった!!!


校庭みたいな、広ーいお庭に、

体育館みたいな、大きな建物!!


…あれ?屋根が真っ黒!?

屋根には、真っ黒い板がびーーっしり、はり付けられていたよ。

ああいうの、どっかで、見たことあるような…

「のもこー?

 あの、屋根の黒いの、なんだっけ??」

「あれはね、

 『太陽光パネル』って言うんだよー♪

 この建物では、『電気』を自分で作っちゃうのさー♪」


『世界一大きなおもちゃばこ』

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