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2 ゆっこちゃん 『トモコのセキララ恋愛講座』

2 ゆっこちゃん

4月も半ば頃だったかしら。

サオリが連れてきたのは、ゆっこちゃんっていう女の子だったわ。

栗色がかった髪をした、おとなしそうな子よ。小鹿のバンビみたいなの。

栗色って言っても、脱色なんてしてないのよ?地毛が、栗色なの。いいわよねー!


案の定、あんまり頭の良い子ではなかったわ(笑)

でも、「1000-260」は3秒で正解できたから、

それでもう、合格ー♪

私の面接なんて、そんなモンよ。

どうせみんな、面接や履歴書なんて、本当の姿みせないでしょ?

だから、形式ばったことやったって、意味ないばかりか逆効果なのよ(笑)

「まずは一度、遊びにいらっしゃい♪」とか言って、

お茶でも飲みながら雑談するほうが、ずーっと人間性がわかるのよ。

あら、私って結構、アタマ良いんじゃないの!?



それで、ゆっこちゃん。

引き算はそれなりに出来る子だったけど、思った以上におバカちゃんだったわー。

おバカっていうか、「世間知らず」っていうのね、ああいうの。

那覇が何県かも、知らないのよ(笑)

でも、真面目なのよ。遅刻したりしないし、仕事もさぼらないの。

店のディスプレイやポップ描きを任せてみたんだけど、

わざわざ色々と研究してくるし、

呼んでも気づかないくらい、夢中になって頑張るわ。


当然のごとく、ウブなのよ。

「ゆっこちゃん、彼氏はぁ?」なんて突っついたら、

「わ、わ、わたしは、れ、れ、れんあいなんて!!」

なんて、顔真っ赤にして、モジモジしちゃうのよぉ。カワイイわぁ。


『トモコのセキララ恋愛講座』

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