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32 光だけを道しるべに 『イーストエンドは西の果て』

32 光だけを道しるべに

 …最終的に僕は、真っ暗闇になるまでに、かっしーの家にたどり着くことは、出来なかった(笑)僕が、長距離走がニガテだからかもしれない(笑)


 真っ暗になっちゃったけど、それでも、走った。

 僕は、目の前を飛んでいるハイミーから発せられている、蛍みたいな小さな光だけを頼りに、走った。


 僕は、『光だけを道しるべに』して、あがいた。

 僕は、『光だけを道しるべに』して、あがいた。


 いつ突起につまづいて転ぶか、わかんなかった。転んだときのことは、転んでから考えることにした。


 ハイミーは、振り返らなかったし、立ち止まらなかった。振り返ったのかもしれないけれど、光のツブだけじゃぁ、僕にはワカラナイ。

 ハイミーは常に、僕とオンナジ速さで飛び続けていた。僕がどれくらいの速さで走れて、どれくらいのペースで減速してくるか、全て、解っているようだった。

 当然さ。僕のハイヤーセルフなんだもの♪

 …いや、ハイヤーセルフってのがナンなのか、僕はよく解っていなかった(笑)


 僕のハイヤーセルフであるハイミーは、僕のココロは、全て把握していた。僕の人生は、何でも知っていた。

 ものすごく頼もしく、恐ろしく容赦ナイ存在だと思った。イイも悪いも、とにかく、そういうモノのようだった。

 かっしーに会うための「裏技」を僕がヒラメいたことだって、ホントは、瞬時に理解してくれていた。

 内容を整理させるために、敢えて、知らないフリをして、僕に説明させていたんだよ。頼もしいと思った。

 僕が昨夜、2人の女性の裸を見て、どれだけおちんちんがビンビンしちゃったかだって、手に取るように理解していた。

 ホントは、女の子の裸もまじまじ観察したかったのに、少女の裸には興味がナイ振りをしちゃったことも、手に取るように理解していた。エラく恥ずかしかった(笑)

 僕のハイヤーセルフであるハイミーは、僕のココロは、全て把握していた。僕の人生は、何でも知っていた。


 ものすごく頼もしく、恐ろしく容赦ナイ存在だと、思った。イイも悪いも、とにかく、そういうモノのようだった。


『イーストエンドは西の果て』

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