34 食文化との向き合い方
夕食が済むと、
しばらく、ラウンジでテレビを眺めていた。
モチロン、ベトナムの言葉のベトナムの番組だから、
僕には、さっぱりわからなかった(笑)
…けれど、
現地のテレビを時々ぼーっと眺めるのは、
それなりに、有意義なことだったり、するよ♪
その国の感性が、
多少なりとも、垣間見れるからさ。
…それはそうと、
さっきの食事の件だけどさ?
アレは、海外のアレコレを話すにおいて、
とても都合のイイ出来事だったと、言えるよ(笑)
「食事の問題」は、
異国の地を旅する者たちにとって、
必ず直面する、重大事だろうさ!
でもね?
どんな国に行ったとしても、
よっぽどの辺境の地まで迷い込んでいかない限り、
「食べられるモノが全く無い!!」
ってコトは起こらないから、安心してイイよ♪
なぜなら、
大きな街ならば特にそうだけれど、
「マクドナ○ド」とか、「スターバッ○ス」みたいな超有名フランチャイズが、
「食の好み」という問題を、無効化してしてくれちゃうからさ♪
…まぁ、多少は、味の違いもあるんだけどさ?
それでも、「マックフ○イポテト」がマズくて食えないってことは、アリはしないさ(笑)
でもね?
「旅の意義」ってモンが、ナンだったか、覚えているかい??
そう!「非・日常をエンジョイする」ってコトなんだよ。
それなのに、
マズい食事に当るのを恐れて、
毎日、フレンチトーストと「「マクドナル○」をぐるぐるローテーションしてたら…
そんなのって、ツマンなくない!?
そうした、有名チェーンや欧米食など「絶対食べられそうなモノ」の数々は、
「最後の切り札」として、なるべく食べずに、過ごすのさ!
…実は、
この宿に至るまでの旅程の中で、
実際のところは、僕、何度も、
現地のジモティーしか入らないような「超庶民的な食堂や屋台」で、食事してるんだよ♪
食事に関する話を、ココで一括にまとめたかったから、
「割愛」や「すり替え」を、行っちゃってたんだけどさ(笑)
それらの店は、
ガイドブックにも載っていないし、大通りにも面してナイし、ネオンも光ってナイし、
外国人は僕以外に入ってナイし、英語のメニューもナイ店さ♪
こういうところで食事しないと、
現地のジモティーたちが普段、何を食べてるかなんて、
伺い知ることは、出来ないのさ!!
…たとえば、
キミが時々食べる、
ベトナム料理店の、1皿1,000円もするような生春巻きとかナントカは、
「ベトナム宮廷料理」であるか、
または、「ベトナム料理をアレンジした料理」に、過ぎないんだよ(笑)
650円で食べられるフォー(うどんみたいなヤツ)だって、
日本人向けに、ずいぶんと、アレンジされてるよ(笑)「ベトナムの庶民料理」では、ナイのさ。
また、
「旅人」ではなく「旅行者」たちが、ベトナムで出入りする、
1食10ドルくらいもするような、ネオンの煌々と光った「ベトナム料理店」も、
それらとオンナジなんだよ、実は(笑)
セレブや「旅行者」たちは、
「ベトナム料理を食べたつもりになっている」だけなんだ(笑)
現地のジモティーたちの食感覚なんて、
何1つ、理解出来ちゃいないのさ(笑)
…とは言え、
各国の庶民料理は、
味覚が合わないモノは、さっぱり、合わない!!(笑)
そういうのを、ムリに食べ続ける必要は、ナイんだよ?
あくまで、
現地の人たちの感覚を、「垣間見ておく」ことが、重要なのさ♪
ちなみに、
英語のメニューもナイような安食堂で、食事する際のコツは、
周りの人たちを見渡して、自分でも食べられそうな雰囲気のモノを見つけたら、
その料理を指差して、
「おばちゃん!コレと同じのちょーだい♪」
って、笑顔で言えばイイんだよ♪
日本語で言い放ったって、たいてい、理解してくれるよ(笑)
…あとは、
それを食べてるのが、「利発そうなジモティー」だったら、
英語で、色々と質問してみるのさ♪
「それって、チキン?それともポーク??」とかさ!
たいてい、快く答えてくれるよ♪
それどころか、
もっとたくさんのヘルプを、差し伸べてくれたりするよ♪
英語が出来て、且つ、インテリな雰囲気を持ってるなら、
彼らは、ほとんど100%、「奉仕好き」なんだ♪
困っているおバカな日本人が、「ワカンナイよー」って嘆いてたら、
「まーっかせなさーい♪」ってな具合に、尽力したくなっちゃうんだよ♪
彼らは、そうして、
「予定外の奉仕活動」をすることで、
自分自身も、とっても満たされたキモチに、なるんだよ♪
だから、
遠慮なく、甘えてしまえばイイのさ(笑)
…え?
「図々しい」って?「他人を上手く利用するな」って!?
だいじょーぶ♪
そんなふうに、旅先で、適度に他者に甘えられるようになったヒトは、
逆に自分が、日本のファミレスやなんかで、言語に困った外国人を見つけると、
「まーっかせなさーい♪」って、助けてあげたくなっちゃうんだ(笑)
そんなふうにして、
「奉仕の循環」を行っていくことで、
結果的に、自分が受けた恩を、
帳消しにしたり、倍返しにしたり、出来るようになるのさ♪♪
…こういうコトを経験したヒトたちは、
やがて、商売を興すようになったりしたとき、
「大衆をダマすような商売」は、しないだろうねぇ♪
また、
食事が肌に合わないときの対処法としては、
その辺の屋台とかスーパーとかで、フルーツを買ってきて、食べるのさ♪
フルーツなら、まず間違いなく、
好みに合うモノが、幾つも見つかるさ!
尚且つ、日本以外のほとんどの国は、
フルーツが、ものすごく安い値段で買えるんだよ♪
『永遠の楽園』
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