35 白いおそば 『世界一大きなおもちゃばこ』
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- 2023年3月16日
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35 白いおそば
るなたちは、7時くらいまで、夢中で遊んだよ♪
「お腹へったー」ってだれかが言うと、
急に、みーーんな、お腹がへっちゃうの(笑)ヘーンなの!
交流館にもどると、ご飯のイーイにおい♪
2階の一室で、みんなで夕ご飯♪
…あれれ?
ナンジャコリャ???
夕ご飯のメニューは、おそば。
…なんだけど、おつゆが、白い…!?
るなは、お目めをぱちくり!
「のもこー?おつゆが、白いよー??」
「そうねー♪
るなはこんなの、初めて食べるんじゃない??」
「うん。白いおつゆのおそばなんて、初めて見たぁ。
これ…おいしいの…??」
「へへへー♪さぁ?どうでしょうー??
ワタシは、だーいスキなメニューの1つだけどねん♪」
「ほんとー??」
「ホントさぁー♪
だまされたと思って、とにかく、食べてみてごらん♪」
…るなには、おいしそうには、見えなかった…
でも、のもこがおいしいって言うから、思い切って…チュルル!!
「…!!?
おいしいー!!!何これー!!!
フツウのおそばよりも、ぜんぜんおいしいー!!!」
るな、ビックリしちゃった!!
こんなにおいしいおそば食べたの、初めてなんだもん!!
「この白いおつゆは、何なの??」
「ミルクだよー!牛乳♪
お出汁と半々くらいの量の牛乳を、入れてるみたい。」
「…『みたい』って…
のもこが作ったんでしょー??」
「ちがうよー!!
このおそばは、子どもたちが作ったんだよ♪」
「えぇーーーー!!?」るなは、またまたビックリ!
「ねぇ?ミユ♪」のもこは、ミユちゃんにウインクしてる。
「エヘヘ。おいしいって言ってもらって、良かったぁ。
るなちゃんがどんな反応するか、ドキドキしながら、見てたんだよぉ♪」
ミユちゃんは、ほっぺを赤くして、うれしそうだった。
ミユちゃん…小学4年生…!!!
るなと1つしか、ちがわないのに…!!!
「ミルクそばはねぇ、
ミユのお母さんが、教えてくれたんだよ♪
ミユのお母さん、ヘンな料理の名人なの!!
どこのレストランにも出てこないような料理だけど、
ヘルシーで、美味しいんだぁ♪」
「ミユちゃぁん、
るなにも、ミルクそばの作り方、教えてくれる??」
「もっちろん♪」
「ねぇのもこ?交流館では、いっつも、子どもたちが料理するの??」
「んー、
『今日は、私たちが作りたいでーす!』
って、りっこうほするコがいた場合は、おまかせしちゃう♪
だーれも、作りたいコがいないときは、ワタシたち大人が、作るの。
たいてい、子どもたちが作ってるなぁー。」
『世界一大きなおもちゃばこ』