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44 残り10分… 『イーストエンドは西の果て』

44 残り10分…

 僕は、少し、キンチョーがほぐれてきた。

 胸以外にも、色々と触ってみたいと感じ始めた。


 ありすのお股に、触れてみようと思った…


 「ぱるこー?

 残り時間が、あと10分なんだけど…」

 僕は、ハっと我に返って、背筋がピンと伸びた!!

「…どうしたの…!?」

 ありすが、目をぱちくりさせた。どうやら、ありすには、ハイミーの声は聞こえていないようだった。

「…あ、えーっと…

 ごめんよ?ありす…

 僕、時間が迫ってるってこと、すっかり忘れちゃってた。今、ハっと思い出したんだよ。

 …ホラ!かっしーを突き止めるゲームをやってるってこと、ありすも知ってるでしょ?実は、あのゲームにはタイムリミットがあって、タブンもう、あと10分くらいしかナイんだ!!」

「…10分??10分って、どれくらい?」

「…そうか!ねむりあには時計ってモンがナイから、ありすは時間ってモンがわからないのか!!

 えーっと、何て言えばいいのかなぁ…

 …とにかく、あとチョっとしかナイから、急がなくちゃいけないってコトなんだ!!

 ゴメンよ?

 ありすのことキライってワケじゃないし、セックスが飽きちゃったってワケでも、ナイんだよ?ホントは、朝までだって、毎日だって、ありすと触れ合ってたいんだよ!!」

「うん。

 ぱるこがゲームの途中っていうことは知ってるから、別に、だいじょうぶだよ♪」

「ゴメンね?

 僕、急がなくちゃ!

 いつかまた、きっと、ありすに会いに来るよ!!!」


 僕は、ベッドの上にありすを残して、一目散で部屋から飛び出した!


『イーストエンドは西の果て』

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