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47 反省会 『イーストエンドは西の果て』

47 反省会

「呼んだ?」

 お決まりのセリフだった(笑)

 振り返ると、かっしーの部屋の前には、もっちーが待ち構えてくれていた。

 僕は、もっちーと並んで、館の出口へ向かった。


「…ところでキミ、何で最後の見送り役がもっちーになったか、わかるかい?」

「…うん。わかりますぅ…」

「んなら安心だ♪

 何にしてもさ、1回くらいハデに失敗しておけば、同じ過ちを繰り返さなくなるってモンさ♪」

「…うん。

 僕さぁ、ありすに『セックスしよう』って言われたとき、残り時間が少ないってコト、ホントは解ってたよ。

 でも、ありすがあんまりにも可愛くて、セックスがあんまりにも興味深かったモンだから、

 『推理ゲームなんてそっちのけで、ありすとセックスしたい!!!!』って、思っちゃったんだ…

 チョっとだけおっぱいとか触れたら、もうそれでオシマイにするつもりだったんだ。

 …でも、ありすのおっぱいを触りはじめたら、他のことなんてぜーーーーんぶ、アタマからすっ飛んじゃったんだ(笑)

 残り時間のことも、かっしーのことも、ぜーーーんぶ、どうでもよくなっちゃったんだよ…」

「はっはっは!

 ソイツがつまり、世の中のみーーーーーんなが中毒しちゃう、『セックスの魔力』ってヤツなのさ(笑)」

「うん。よーーーーーーく解った(笑)」


 もう、チョっと前に、館の玄関には、到着していた。

「さぁて、お別れだ!

 …どうする?ありすとお別れのハグでも、交わしてくかい?」

「えぇーー!!…とぉぉ…

 メチャクチャそうしたいトコだけど、名残惜しくなるだろうし、ありすはもう眠ってるだろうし…

 オトコは潔く、振り返らずに立ち去るぜ!(笑)」

「よぉーく言った♪

 ぱるこ、キミに出会えて、楽しかったよ!」

「うん!

 僕も、もっちーには感謝しても、し切れないくらいさ!」


「コレ、持っていきな♪」

 もっちーは、自分が被っていた緑色の帽子を、僕にくれた。

「…コレ、もらってイイの?」

「友情の証さ♪

 緑色は、『優しさ』の象徴でもあるんだ。

 ぱるこが緑色のグッズを身近に持っておけば、きっといつだって、優しいココロを絶やさずに過ごせるよ♪」

「ありがとう!!

 優しいココロ、きっと忘れないよ♪」


 僕は、闇へと続く館のドアを、1人でくぐり抜けた…


『イーストエンドは西の果て』

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