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48 器の大きい人たち

48 器の大きい人たち


私は、ほとぼりが冷めると、

ぼちぼち宿に戻ることにした。


岩場を延々と、飛び石歩きし、

ヘンなモノを見つけては、立ち止まり、

飽きたらまた、歩き出した。


宿に戻った頃には、8時を回っていた。

宿のおばぁは、

朝になったら私が消えていたので、ずいぶん心配したらしい。ゴメンナサイ。



私は、

「離れ」の居間に向かい、朝食を頂いた。

その宿では、

宿泊している旅行者と宿の住民が、

1つのテーブルを囲んで、一緒に食事をした!

ソレもまた、

私にとっては、

とても有意義で、面白い体験だった!


宿泊客は、ほとんど男性だったけれど、

みーんな、穏やかで、優しいヒトだった。

みーんな、一人旅をしていた。

大阪の大手企業を辞めて、

慰安放浪をしているというヒトも、居た。

これから、沖縄の離島を渡り歩くつもりだそうだ。

与那国島というところには、

幻の「海底遺跡」なるものが、あるんだそうだ!

三線(沖縄の楽器)を背負って旅しているヒトも、いた。

あちこちの宿の庭先や、ビーチなどで、

のんびりと、ひっそりと、

三線を弾くのだそうだ。


それぞれが、

個性を持っていて、ドラマを持っていた。

私は、それまで、

「旅人」という人種とはさっぱり縁が無かったのだけれど、

彼らは、誰も彼もが、

「素晴らしい人間性」と「面白いドラマ」を、携えている!

面白いことに、

彼らは、誰もが、

「自分は、社会的に見れば、落ちこぼれだ」と笑う。

けれども、私には、

学校の先生よりも、会社の重役さんよりも、

彼らのほうがよっぽど、「器の大きい人たち」だと、感じた…!



『星砂の招待状 -True Love-』

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