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6 「22」を超えて行け! 『イーストエンドは西の果て』

6 「22」を超えて行け!

 …もう、本当に死んじゃう気がした…

 それでも僕は、樹の幹からは、目を逸らさなかった!!

 自分の視界の先に樹があるのかどうかも、もうよくわからなかった。けど、それでも、目の前の「闇」をにらみ続けた。

 父さんには負けたくなかった。

 「本当のバカ」には、なりたくなかった。

 「勇者」になりたかった。



 とうとう、空が白み始めてしまった…!!

 夜明けだ。

 ココに着いたのは、昨夜の6時頃だったろうから、半日近く、闇に目を凝らし続けたってことになる…。


 身体は、相変わらずかゆかった。痛かった。寒かった。シビレていた。

 冷たい霧雨が降り出していた。身体はビショ濡れだった。


 あと100数えて、それでも何も起こらないのであれば、もうこの「闇とのにらめっこ」は、終わりにしようと思った。

 朝にさえなってくれれば、けもの道をたどって、家に戻れるのだから…


 …カウントが「22」を超えたところで、ようやく変化が訪れた…!!!


『イーストエンドは西の果て』

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