7 天使って、ナンだ?
…私は、それからというもの、
「星の砂」というものが、気になって仕方なかった。
本当に、天使が作ったんだろうか…?
ううん。そんなハズはナイ(笑)
自然現象か何かだとは、思う。
…でも、
砂粒を星のカタチにしてしまう自然現象って!?
考えても、わからなかった。
それに、
そのような自然現象があるとしても、
それはそれで、キセキ的なチカラだし、
天使とは関係ナイにしても、神秘的では、あるよなぁ…。
…そもそも、
天使って、ナンだろう?
私は、自分のあの、まぶたの裏の回答のことを、
「天使カンニング」と名付けていたけれど、
「天使とは何なのか」ということについて、
コレといって、考えたことは無かった。
…ただ、
「天使」というコトバや響きは、割りに、好きだった。
翼と輪っかが描かれたような「天使モチーフ」も、割りに好きだった。
この時も、
愛用しているシャープペンのお尻のところに、
白い翼が2つ、ピョコンと生えていた。
天使…天使…天使…
それは、
身近なようであって、フシギな存在だった。
『星砂の招待状 -True Love-』
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