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9 積極的になりましょう 『トモコのセキララ恋愛講座』

9 積極的になりましょう

ゆっこちゃんの友人たちには、

同じような悩みを持ったコが、多いわねぇ。

およそ、こんなカンジよ。


「トモコさん、わたし、モテないんですぅ。」

リスみたいなか弱い声で、言うワケ。

「モテないってあなた、ウソでしょぉ?

 そんなにカワイイ顔して、オシャレもバッチリだしぃ。」

お世辞なんかじゃく、それなりに可愛いのよ。みんな。

そして、ゆっこちゃんが補足を加える。

「モテないっていうか、オトコ運が悪いんですよぉ。

 ギャル男にばっかり声掛けられる、みたいな?」


「ははぁーん。

 あなた、自分から告白したことって、ある?」

「告白!?ナイですナイです!!」

「やっぱりねぇ。

 恥ずかしくて、思いを打ち明けられないんでしょう?

 それで、恋愛はもっぱら、『待ち』ばっかり。

 それで、口説いてくるオトコには、ロクなのが居ない、と。」

「そうなんですぅ。トモコさん、助けてくださーい。」

「…それよ!ソレが原因なのよ!」

「へ!?」

「自分で立ち上がらないで他人任せにしてるから、オトコ運が悪いのよぉ。」


「そんな、日ごろの行いとか関係あるんですかぁ!?」

「ちゃうちゃう、そういうコトじゃないのよ。

 ていうかそもそも、恋人作りってのは、『運』なんかに頼っちゃダメなのよ。

 自分で選んで、自分でアタックすりゃイイのよ。

 それだけでもう、全部、解決!」

ホント、それだけで、全部解決!


「…どういうことですか??」

「もぉー、わかんないのぉ?

 アンタ、よく考えてもみなさいよぉ?

 ナンパ師や積極的なギャル男に、誠実な好青年が居ると思う?」

「…思いま…せん。」

「でしょぉ?わかってんじゃない!

 でもあなた、

 あなたがいつまでも、口説かれるのを待ち続ける一方なら、

 つまりあなたに言い寄るメンズは、ナンパ師みたいのしか、居ないのよぉ。

 そりゃオトコ運も悪くなるわぁ。」


「でも私、爽やか系の男性に好かれたいから、

 清楚系のファッション誌読んで、頑張ってオシャレしてるんですよ?」

「だからぁ。そんなの関係ナイのよぉ。

 いい?爽やか系の草食男子ってのはね?

 あなたのこと好きになったとしても、彼からは口説いたりしないの。

 トーゼン、

 いきなり抱きしめてきたりもしないし、

 いきなりキスしてきたりもしないのよ。」

「そうなんですか!?」

「そうなんですか!?」

「もぉー二人で声そろえちゃってぇ。

 そうなんですのよぉ。

 草食系男子ってのは、優しいのよ。」

「…優しいから、告白してくれるんじゃないんですか?」

「逆よぉ!優しいから、口説かないの。

 彼らは、女心を配慮しまくってんのよ。

 『男性の好意は、ときには女性を傷つけることがある』 

 っていうことを、ドラマか何かで見て、ちゃーんと心得てんのよぉ。」


「男性の好意は、女性を傷つける??」

「そうよぉ。

 あなたも被害者の一員じゃない(笑)

 メンズに口説かれて困惑したこと、何回あるワケ?

 メンズに押し倒されて傷ついたこと、何回あるワケ?」

「…あ。」

「女性は、好きでもないメンズに言い寄られると、困っちゃうのよねぇ。

 それが仲良しの友人だったりするなら、なおさらよぉ。

 『仲の良いお友達のままでいたかった』なんて、

 あなたも100回くらい、言ったことあるでしょ?」

「はい…。100回は無いケド…。」

「それがさ?

 『セックスしようよ』なんてストレートな口説き文句の場合、なおさらよね。

 『爽やか青年だと思ってたユウタ君が、私のことイヤラシイ目で見てたなんて!!』

 とかって、

 うら若きオトメたちは、ショック受けて傷ついちゃうワケ。そうでしょ?」


「…はい。セックスってまだよくワカンナイし…」

「でしょ?そういうあなたみたいなウブ娘のこと、

 草食男子たちは、配慮してんのよぉ。

 草食男子たちもセックスは大好きなんだけど、

 そういうのを匂わせないように、性欲を見せないように、配慮してんのよ。

 でもね?逆を考えてごらんなさいな?

 女子に『好きです!』って口説かれて傷つくメンズなんて、居やしないのよ。

 女子に『セックスしましょ』って押し倒されて傷つくメンズなんて、居やしないのよ。

 そうでしょ?

 告白ってのは、女子のほうから行ったほうが、世界はうまく回るのよねぇー。」

「そう…なんですか?」

「そうよぉ!口説いてきた女子が、ルックス55点くらいのイマイチちゃんであっても、

 メンズってのは、喜んで付き合うわよぉ。…少なくとも、一晩くらいは(笑)」

「はぁ…」



「まぁいいわ。

 要するに、あなたが爽やか青年と恋愛したいなら、驚くほどカンタンよぉ!

 ただ単に、あなたのほうから告白すればイイの。そんだけ。」

「でも、相手の好みの服装とかリサーチしないと…」

「だからぁ!そういうのは必要ナイんだってばさ!

 ファッション誌はあーだこーだと書いてるんでしょうけど、

 そんなの全部、デタラメなのよぉ。

 実際のところ、

 女子がどんな服装してたって、口説かれたら、喜んでOKしてくれるわよ。

 『ユニクロなんてダセェ』とかって、教室では叫んでんのかもしんないけど、

 実際のところ、ユニクロだろがダイエーだろうが、問題ナシなのよ。

 恋人持ちか、よっぽどの人気者でもナイ限り、

 女子から口説けば、OKしてくれるわぁ。」


「えー!そんなコト、どのファッション誌にも書いてませんよぉ!?」

「そりゃそうよぉ!

 ファッション誌はお金儲けたいんだもの。ファッション誌に載るブランド企業も、

 アンタたちからお金を巻き上げたいんだもの。

 だから、『芋くさいジャージでも恋愛はできるのよ』なんて真理は、

 気づいてたって、書かないのよぉ。

 いい?

 オシャレするのも悪くナイし、可愛ければメンズも喜ぶけどさ?

 そこそこでイイのよ。服を買い漁る必要なんて、ナイの。

 それよりも、『ちょびっとの勇気』が、重要なのよ。

 付き合いたいなら『付き合いたいです』って言えばイイし、

 ワンナイト・ラブしたいなら、『エッチしましょ』って言えばイイの。

 それだけよ。一銭も掛からないわ(笑)

 っていうか、

 気張って着飾ることは、むしろ逆効果になるわよ!?」


「えー!どういうことですかぁ!?」

「あんまりコテコテ着飾ってると、

 『あぁ、このコと付き合ったら、カネ掛かるだろうなぁ』ってゲンナリされんのよぉ。

 それに、あんまりファッション・センスの良くないメンズの場合、

 『オレなんかじゃ釣り合わねぇなぁ』って萎縮しちゃうし、ね。」

「そっかぁ。」

「それだけじゃナイわよ?

 チカンやナンパも、引き寄せやすくなるわよね。

 あなたがチカンだったら、ジーパン&トレーナーのコとボディコンのコと、

 どっちにムラっとくる?どっちにチカンする?」


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