『トモコのセキララ恋愛講座』
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- 2023年3月24日
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プロローグ
今日もまた、ヘンな客が来た。
「30歳も年上の先生を好きになっちゃったんですけど、
どぉすればいいんですかー!?」
ですって。
「どぉもしないわよー。アタックすればイイじゃない?」
私はサラっと、でも真摯に、そう答えた。
え?カウンセラーでも営んでるのかって?
いいえ。
私が営んでるのは、カウンセラーじゃなくて雑貨屋さんよ(笑)
1 夢のお告げ
あなた、「夢のお告げ」なんて信じる?
………
…どうなの?
信じるの?信じないの?
尋ねてるんだから、ダマってないで答えてほしいわぁ?
…そうよ?
「あなた」っていうのは、あなたのコトよ。
この本を読んでいる、アナタよ。
私、あなたのためにわざわざ時間割いて、本なんてたいそうなモノ、書いてんの。
どれだけ膨大な時間掛かってるか、わかる!?
その汗と涙の結晶を、さらっと斜め読みなんて、しないでほしいわぁ。
他人事みたいに傍観なんて、しないでほしいわぁ。
私と対話しながら、読んでちょうだいよ♪
なにしろこの本、「恋愛講座」ってタイトルなのよ?
「講座」なの。
講座っていうのは、先生と生徒が対話しながら、行うモノでしょ?
…私、バカだから講座とか通ったことナイけどぉ(笑)
で、
「夢のお告げ」よ!
あなた、夢のお告げって、信じる?
夢のお告げなんて、マンガやファンタジーの中だけのお話かと思うけど、
まんざらでもナイのよ!
夢のお告げのとおりに実行してみると、
人生って、面白い方向に進んでいくものなの。
「えー!そっちには行きたくないのに!」って感じる内容でも、
勇気を出して、従ってみるのよ。
…ていうか、夢でわざわざお告げするくらいなんだから、
あなたが嫌がるようなことを、告げられるのよ(笑)
嫌がらないにしても、「予想外!」ではあると思うわ。
実はね、
私も以前、「夢のお告げ」があったのよ。
3月半ばくらいのことだったわ。
死んだお祖母ちゃんが出てきて、
「アンタの店で、女子高生を雇いなさい」って言うのよ!
私さぁ、ぶっちゃけ、
女子高生って生き物、ニガテなのよねぇ。スキじゃナイのよ。
だって、あのコたち、頭よくナイでしょ?
「1000-260」くらいの引き算もできないようじゃ、
雑貨屋さんで雇いたくはナイわぁ。そうでしょ?
それでも私、「夢のお告げ」のとおりにしたのよ。
姪っ子がちょうど、春から高校進学だったのよね。
だから、その姪っ子に、「誰かめぼしい人材を見つくろってきて!」
って、お願いしといたのよ。
…え?求人広告?
そんなの出さないわよぉ。あんなの、お金掛かるだけで効率悪いじゃない?
それに、ウマの合うスタッフを見つけたいなら、
知人のツテを頼るほうが、だんぜん上手くいくわ。
「友達の友達は、友達」っていうでしょ?
サオリは優しい子だから、サオリが連れてくるお友達も、優しい子に決まってるわ。
きっとおバカなんでしょうけど、それでも優しい子なら御の字よ(笑)
あ、サオリっていうのは、私の姪っ子ね。
沙織ちゃん。御年15歳のピチピチ女子高生よ♪
『トモコのセキララ恋愛講座』