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エピソード42『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード42 1日2日で通り抜ける街ではないと悟り、長期滞在に向いた安めの宿を探した。 キキはボロい宿でもまったく文句を言わなかった。 「この部屋、わたしのベッドよりも小さいわ!」と言ったが「文句」を言っているわけではない。 「色々体験してきたわよ」とキキは遠い目をして言った。 そして彼らはノマドさながら、見知らぬ街で賃金労働を試みるのだった。 挿絵 by えみこ さん Instagram旅アカウント Instagram沖縄とお菓子アカウント Instagram家庭菜園アカウント ななは目論見通り、ケーキ屋さんで働いてみることにした。 カウンターに出て接客をしろと言われたが、「ケーキを作りたい」と自己主張した。 そうだ。そう言えば7歳くらいの頃には「ケーキ屋さんになりたい」と騒いでいた記憶がある。思いがけず旅の中で、見知らぬ国で、ななはそれを体験することが出来たのだった。 スイーツに囲まれるのも、ケーキを自ら作るのも楽しかったが、楽しくない面もあった。 大都市の大きなスイーツ屋だ。大量生産を強いられる。ななは大勢いる流れ作業の一員で、スポンジケ


【ダンス】ダンスの要点はシンプルだ!
ダンスにちょっと興味があるけれど、難しいから手がつけられない・・・とためらっている人がいるでしょうか!? そうですね!私もダンスなんて苦手なので、よくわかります(>_<) しかし、ダンスの要点って実はとてもシンプルなのです!ダンスをたしなみたい目的によっては、驚くほどシンプルで、カンタンかもしれません( *´艸`) ダンスは女性の美意識表現欲求から発達してきた! 世界各地に伝統舞踊があります。面白いもので、ゼンゼン遺伝子も文化も交わったことのないはずの各々の地域に、遥か昔から、 踊る 派手な民族衣装を着る(しかもスカート) 女性たちが花形 という文化が共通しています! 要するにダンスとは、女性たちが「かわいくなりたい♡」「かわいい私を見て♡」という美意識の表現欲求から発達していったのです。その踊りの内容は各地で異なり、「何々が出来ないとダンスではない」というものはないのですね。ダンスのハードルって、本当はないのです。 ダンスとは、「自分をかわいく表現するもの」なのです! そしてその目的・欲求を利用して、体を鍛えようとするものです。 ダンスが難しく


【イラスト】体のバランスが上手く描けない?ボディラインをまず引いてみよう!
by生成AI 笑 私は絵がへたっぴなのでアドバイスできる立場でもありませんが・・・(^▽^;)イラストの基礎知識として、さらっておくと良いですよ^^ フリーハンドでは体のバランスを上手く描くのは難しい! あれ?やたらと胴が長くなっちゃったなぁ・・・ あれ?手が長すぎる気がするなぁ・・・ と、イラストを描いていると体のバランスが上手くいかずに苦悩することが多いのでは? これは多くの人が陥る悩みで、だから絵の世界では一番最初に教えていることがあります。それは、「まずボディラインを引いておく」ということ。 鉛筆で薄くボディラインを引き、その上に服をかぶせるように描いていくのですね。 まず裸の体をざっと描く。 「ボディラインを引く」ということを言い換えると、「まず裸の体をざっと描く」ということです。 GENSEKI!マガジン さんより ↑こういう、下描きの残ったイラスト図を見たことがあるのでは? 意外と、絵師さんの多くはどのイラストもこんなふうに、地道に裸の下絵を描いているのです。実際はもっと薄い色で描いていることが多いでしょう。そしてその上に服や靴など


第2節 『世界のはじまり ~花のワルツ~』
第2節 心優しいノアはよくよく考えて、みんなが幸せになる道を選んだつもりだった。 しかし・・・ ノア 普段着バージョン 翌朝。 ノアはコーミズ村の井戸場に水を汲みに出かけた。早朝の時間帯、13歳くらいの子供たちに任される仕事だ。 平静を装いながら淡々と水桶を引っ張り上げている。すると背後から声が掛かる。 エ「ちょっと、ノア!」 振り返ると、声の主はエミリーだった。昨夜悔し泣きで騒いでいた女の子だ。 ノ「あぁ、エミリーおはよう♪」ノアはいつもどおり笑顔で挨拶するよう努めた。 エ「本当に余計なことをしてくれたわね! あなたったら悪意の塊なの!?」 ノ「えっ!」 エ「あなたのせいよ! あなたのせいで、みんなから憐みの目で見られるようになっちゃったじゃない!」 ノ「えっ!?」 エ「足をくじいたなんて嘘でしょう! 水汲みに来てるなんておかしいじゃない! 嘘までついて私を嫌われ者にするなんて酷い人!」 ノ「そんな!私!エミリーのためを思って・・・!」 エ「私は実力で主役を勝ち取れたのよ! 踊りの審査をやり直して、審査員を大ババ様とかに変えれば済むこ


エピソード95 『天空の城』
エピソード95 カラクリ部屋とやらに到着したようだ。大きな歯車が複雑に絡み合って、前衛芸術のように見事に鎮座している。 れ「歯車ってたしか、どれか1つでも部品を取ってしまったら全部バラバラになっちゃうんだわ」心臓がバクバクしてきた。れいは余計なものに触らないように、慎重に動いた。 そして歯車の動力装置の前に、たしかに丸い船舵のようなものがある。 れ「これを回すのね」 いいや違う!順序があるのだった。時計盤の大きな針を、合わせなければならないとシスターが言っていた。 れいはランプを掲げながら、扉を探した。おぉ、小さな扉がある。 扉を開けると・・・ ヒョォォォォォ!!! まさかとは思ったがそのまさかだった! 120メートルもある時計塔の、その時計盤の真ん中に通じているのだ。少しの足場と申し訳程度の柵があり、ここに出て時計の針を動かさなければならないのだ! 上空は強い風が吹いている。深夜はなおさら強い風が吹く。 怖い! 1,000回も魔物との戦闘を繰り返したところで、上空に立つなどということは怖いままなのだ。眼下の暗い街は、まるで地獄都市のように見える


エピソード160 『天空の城』
エピソード160 マローニ 二人は海を眺めながら腰を下ろした。 マ「西の大陸の、ガーデンブルグという国から来たの。あぁこの国の名前は・・・」 れ「ガーデンブルグ!私、そこに行きました!」 マ「えぇ、本当!?」 れ「はい。つい数か月前です。とても美しい国でした」 マ「私のふるさとを知っているのね。 そのガーデンブルグという国で番兵をやっていたの。だから一人旅に出るたくましさはあったわ」 れ「なるほど。 あの国の女性たちは、皆国での暮らしに満足そうでしたが・・・」 マ「そうね。私もあの国が嫌で出てきたってわけではないわ」 挿絵 by uccellino(ウチェリーノ)さん マローニは潮風を大きく吸い込む。そして遠くを見た。 マ「昔から、絵を描くのが好きだった。 あるとき、絵本を書きたいって思ったの。頭の中に物語はたくさんあるし、絵を描く腕前もあるから、絵本なんて簡単に書けるだろうって思った。でも、自分の紙に向かってみると、なぜか書けないの。お話が、浮かんでこないの。 浮かんでこないわけじゃないのよ?でも、どこかで見たお話を真似ても、そんなの空


カンタン♪絵夢さんのデジタルペイント講座♪
『天空の城』のれいちゃんなどをデザインしてくださった絵夢さん♪ なんと!Σ(゚□゚︎`) ラノベ『天空の城』でキャラクターデザインを担ってくださった絵夢さんが、皆さんのためにデジタルペイントの始め方記事を書いてくださいました(∩´∀`)∩ 「ラノベの挿絵を描いてみたいな!」「スマホやタブレットで絵を描いてみたいな!」どちらの方もぜひ参考にしてください(^_-)-☆ -------------------------------------------------- こんにちは。天空の城のキャラデザをさせていただいた、絵夢です! さとさんの記事じゃなくてすみません(>_<) どうにか多くの人にラノベの挿絵を描いてもらうことはできないだろうか…?と色々考えた結果、もしかしたら「デジタルでの絵の描き方が分からない」という人もいるのかもしれないな?と思い、参考までに私のやっているやり方をざっと紹介してみようと思い立ちました。 ※別に無理にデジタルで描こうと思わず、アナログ(紙にペン等で描いたものを写真に撮る)でも全然いいと思います!というか、個人的には本


ラノベ『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』まえがき
世界のどこかに世界樹があるという・・・!? まえがき これは、ドラゴンクエストを基調としたライトノベルです。 アニメ声優に憧れる15歳の女の子なな。刑務所のような普通高校になんて進学したくないけれど、それを防ぐための道はあるのか?悩んでいるうちに人生は深い森に迷いこみ・・・? 女の子たちが主人公の、バトル要素少な目の冒険重視の物語です。 読みやすさを重視した文体で書かれており、中学生程度の読解力があれば充分お読みいただけるでしょう。 私にとっての3作目のライトノベルで、2作目『転生したらローレシアのメイドさんだった件』の後の世界が舞台になっていますが、この作品単体でも楽しんでいただくことが可能です♪ 1作目、2作目に比べてストーリーが長ーーーーーいです! 「早く結末を知りたい!」と焦って読むのではなく、あなたも長旅を楽しむかのごとく、世界観を楽しみながらゆるゆると読んでいただきたいと思います(*'▽') 本当にどこかにあるような風景の中を・・・ ※ハヤトにイラっときてもちょっとガマンして読み進めてみてください(笑) 私の創作物が好きな人は、ハヤト


えぴそーど81 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
えぴそーど81 やがて郊外の、広い庭を持つ家にたどり着く。トロデが待機する充分なスペースもあるではないか。 タ「ただいま~」 ヒ「ここここここんにちはぁ(*'▽')」 母「あらあらおかえりなさい。そして、いらっしゃい♪ まぁ!まるでアニメから出てきたようなかわいい子ね!」 ヒ「はい♡アニメから出てきたような子なんですぅ(*◕ᗜ◕*)」 カ「ややこしいんだってば発言が!」 母「おっほっほ!さぁさ、ご飯の用意はできてるわよ」 そして一行は広いリビングに通される。 一行「うわーーーーーー!!(๑º﹃º๑)ジュル」 美味しそうな料理のお皿がテーブルいっぱいに並んでいる! ヒ「今日は何かのパーティーなの!?」 タ「いいえ?普通の日よ」 カ「普通の日でこんなにごちそうなの!?本当に!?」 タ「大体本当よね?ママ」 母「おっほっほ!だからこんなに太っちゃうのよ(≧∇≦)」 ターニアの母親はたしかに、恰幅の良い体型をしていた。 ヒ「ママぁ!!」ヒナタはターニアの母の胸に飛び込んだ! ヒ「うーん、すごいおっぱい!!(♡▽♡)」 母「おっほっほ!あなたもたーん


えぴそーど82 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
第4章 追いかけっこの行く末は? えぴそーど82 コルトからさらに西の地へと入っていく。 ヒナタはヨッパラにちょっとした憧れがあった。オシャレな国、オシャレな土地柄というイメージがある。 ついに憧れのヨッパラに上陸だ!ずいぶんジラされた・・・じゃなくて遠回りをしてきたものだ。だが楽しかったからまぁいい。そもそも歩いているのはトロデであってヒナタではない。こんな怠慢な勇者が居てよいのだろうか?今作だけの特例である。 勇者は、冒険者は、歩かなくてはいけない。君は覚えておくように。 挿絵 by なんと絵夢さん! ヒ「それでも空はぁ~ こんなに青く~ 風は心を~ 癒してくれるぅぅ~♪」 ヒナタは今日も陽気に歌っている。 一行はスイスイという国に入ってきていた。 向こうに雪をかぶった大きな山が見え、そのてっぺんではハイジがブランコに乗ってアハハハと笑っているのが、見えるような見えないような気もする。 山があるのは向こうであり、ここは都会だ。 ちょっと洗練された街を通り抜けていると、大きな宮殿のようなものに通りかかった。 そこには黒い長ーーいロールスロイス


第4節 『世界のはじまり ~花のワルツ~』
第4節 とぼとぼと歩いていると、やがて西側の海辺に出た。 ノ「久しぶりだわ、西の浜なんて。いつ以来かしら」 東の浜ではしょっちゅう、女たちの踊りのレッスンが行われている。だから東の浜にはしょっちゅう繰り出すが、西の浜に来ることはほとんどないのだった。 とても美しい海であった。発光しているかのようなターコイズ色がどこまでも広がっている。最も先進的な色は、最も原始的な島の、最も人のいない場所にあるのだ。プライベートビーチに。しかしコーミズの民にとっては特別なものではなかった。いつでも見に来られる。いつでも泳いでかまわない。 西の浜は、傾きかかった西日を浴びてキラキラと銀色に輝いている。 ノ「水色じゃないわ。銀色の海」ノアはつぶやいた。少し新鮮に思える。 ノアはヤシの木陰に座り込み、銀色の海をぼーっと眺めていた。 ザザーン ザザーン 波は単調に、でも小気味よく、寄せては返すのだった。 ノアはやがて、眠くなってきた。うつらうつらと首を揺らしてまどろんでいる。 すると・・・ 「回りなさい」 どこからか声がする。 どこから声がするのだ?しかしまどろんでいるノ


エピソード39 『天空の城』
エピソード39 次はどこに行こうかな? 「サントハイムを出たい」「サントハイムから出なければ」という目的を果たすと、れいにはこれといってさすらう目的がないのだった。ローズのように魔王を倒すのか?いやいや馬鹿げている。 世界のどこかには圧倒的な絶景などあるはずだ。それを見たい気もするが、あまり情報はない。風景を求めて旅する人などあまりいないようだ。 うーん。どうしよう。 救いなのは、この数週間のさすらいの中で、「過程が楽しい」と気づいたことだ。フレノールもイムルも、おそらく世界的に見ればとても無名な町だろう。しかしそんな町に訪れ、見たり聞いたりすることも楽しい。イムルの次に訪れるのも、またまったく無名な町でもよいのかもな、と思った。 「私が歩いて辿り着けそうな町はどこか?」と尋ねると、「砂漠のバザーが面白いぞ」という話を聞いた。 なんでもこの近くに、1か月間ほどの間だけ開催されているバザーがあるらしい。それはキャラバン隊商によるもので、次々と場所を変えていくのだ。めったに見られるものではないし、珍しい品が多数並ぶらしい。が、値段を吹っ掛けられたりイ


カメリアさんよりイラストメッセージ(∩´∀`)∩
自著ラノベ『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』のキャラクターデザインを担当してくださったカメリアさんから、イラストメッセージが届きました(∩´∀`)∩ by カメリアさん カメリアさんには、キャラクターデザインおよび、多数の挿絵を描いていただきました!多くのキャラクターや場面がビジュアライズされたので、挿絵を描きやすくなったと思います(^_-)-☆ なおこのイラストメッセージは、『まおマジ』えぴそーど124のページにも掲載し続けます♪ >>『まおマジ』えぴそーど124 ※ネタばれ注意!!ラストシーンです! 『まおマジ』の絵を描く4つのポイント! その1:スニーカーのロゴはコンパス ヒナタのスニーカーを、ロゴマークまで描き込むのであれば、☆ではなくコンパス(方位磁石)でお願いします( *´艸`) ↓こんなカンジ(by 絵夢さんのイラスト抜粋) 東西南北のアルファベットは、「C」「N」「P」「S」で 笑 「コンバース」をもじった「コンパス」というブランドの設定です(≧∇≦) その2:髪型はオシャレに遊んでOK♡...


えぴそーど121 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
えぴそーど121 魔王ちゃん 魔「むぉー! スタジアムを氷のトゲトゲにしちまいやがって! これじゃ障害物競走しかできないじゃないかぁ!」 ヒ「とぁー!」 ヒナタは魔王に跳び蹴りをくらわした! 魔「にゃはははは!ぱんつ見えてるぞ!」 ヒ「カメラには映ってないやい!!」 ヒナタの蹴りが魔王の顔面に入る! 魔「痛くないぞぜんぜ・・・ むぁーーーー!!ガムが鼻にくっついたぁーー!!」 ヒ「きゃはははざまぁ見やがれ! きさますごいブサイクだぜ!!」 ミ「幼稚園の遊びみたい(^▽^;)」 暴「おっとっと、よそ見してる暇はねぇぜお姉さん」 なんと残党がいた! ミ「キっ!」 ミサトは恐ろしい暴力団に向かって、普段とは見違えるような怖い顔をした! ミ「バックパッカー女子は、最初に決めた金額以外は絶対に払わないのよ!! しゃぁーーー!!」 ミサトは鉄鞭ウルミを振り回し、残党たちを退治していった! 魔「ようし、遊んでやる!」 魔王はボクサーのように両手を構えた! 魔「ふぉーー!」ちからをためている!ようだ。 魔「くらえ!」 しかしその瞬間! ぽろろろん♪ セ


第26節 『世界のはじまり ~花のワルツ~』
第26節 宿から外に出る。つい1時間前とは打って変わって、1日が終わる村は静かになっていた。 しかしどこかの方角でわいわいと騒ぎ声がする。否が応でも興味が引かれる。2人は声をするほうへ行ってみた。 見知らぬ女が、井戸のそばで歌いながら舞っているのだった。 モモ キャラデザ by 天(ソラ)さん 女「君の前に広がる世界 果てしなく広く~ 旅立ちを決めるのは 阿呆な歌のせいか~ 旅立ちを助けるのは 阿呆な誰かなのだ~♪」 衆「わっはっは、いいねいいね!見事なもんだ」 衆「パチパチパチパチパチ!」 衆「美しいおなごだなぁ~」 ひらりん ひらりん すたっ。 女「どうも。『阿呆(あほう)の旅』でございました」 すると聴衆の男たちが、女の足元にコインを数枚、ぽいと放り投げるのだった。 女「どうもどうも。ありがとうございます」 女は踊りの聴衆として見慣れない、若い男女の視線に気づいた。他所の者だ、と気づいて2人に興味を持つ。すると、 女「今日のところはここらでお開き。 また明日も来るやもしれぬ。来ないやもしれませぬ・・・。旅の踊り子は神妙鬼没・・・」仰々


エピソード26 『天空の城』
第2章 神秘的なこの世界 エピソード26 攻撃魔法を覚えたれいは、意気揚々と街の外へ繰り出した。 さぁ魔物よ。どこからでもいらっしゃい!とどこかのファンタジー小説の魔法使いになった気分で、腰に手を当て胸を張る。 まずはいっかくうさぎを相手に《メラ》を試し打ちしてみると、一撃で葬り去る威力があった。 《ヒャド》でバブルスライムを攻撃すると、やはり一撃でやっつけることが出来る。 すると宿敵マンドリルが現れた! マンドリル え「えぃ!」れいは今までのうっぷんを晴らすかのように気合いを入れて《メラ》を放つ! ボボン! 見事マンドリルに命中するが、一撃ではマンドリルは倒せない!怒り狂って、ものすごい形相で飛び掛かってきた! 挿絵 by りんどう さん れいは必死に逃げて再び距離をとる。 魔法の利点は、相手の至近距離まで入らなくても攻撃出来ることにもある。立ち回りにバリエーションが増えるし、敵の攻撃を喰らいにくくなる。 狙いを定めてもう一度《メラ》を放つが、まだ倒しきれない。3発目でようやくマンドリルは宝石に姿を変えた。 れ「そうか。マンドリルの体力は《メラ


エピソード38『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード38 エ「キキちゃん様ぁ~本当に行かれてしまうのですかぁ?」 エ「キキちゃん様ぁ~寂しいですぅ悲しいですぅ~」 エ「キキちゃん様ぁ~私のこと忘れないでくださぁい」 頭に猫耳のカチューシャを付けた若いエルフたちは、ウルウルと瞳を濡らしている。 キキちゃん様ぁ~ キャラデザ by 天(ソラ)さん キキの旅立ちをためらう者たちには、様々感情の種類があるようだった。 しかしキキはその誰をも、明るい笑顔でなだめるのだった。 キ「大丈夫。わたしがいなくても協力してしっかりやるのよ♪」 城の外に出ると、相変わらず外は深い霧で真っ白だ。 しかしキキがすっと手を挙げると、霧はするすると薄れはじめた。 キ「これくらいでいいかな」 ゆ「ホントにキキちゃんが霧を操ってたんだ・・・!」 門番たちも女王の訪れに驚き、開いた口がふさがらないようだった・・・。 門「じょ、女王様。どちらへおでかけで・・・?」 キ「もう。そんなこと訊いたってわたしが冗談でしか返さないこと、わかってるでしょ♡」キキはイタズラっぽくウインクした。 キキは一行を小舟に乗せ、自分も最後に乗り込ん


エピソード19『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード19 な「あ!一昨日アミンにもらったベリーに似てるぅ!」 ななは茂みから食べられそうなフルーツを見つけた。 ハ「ホントだ!美味いぞこれ」 しかしお腹がいっぱいになるほどではない。もう少し何か必要だ。3人はさらに歩く。 ハ「あー肉食いてぇ!エナジードリンク飲みてぇ! すべてが手の届くところにある散らかった部屋が恋しいぜ!」 ゆ「発言がダサすぎるわ!」 そうこうしていると、3人の前に魔物が立ちはだかった! デスジャッカルがあらわれた! ハ「怯むな!戦えるぞ!」ハヤトは勇ましく号令をかけた。 そして自分が率先して斬りかかっていく! ハ「トーゥ!」デスジャッカルに4ポイントのダメージ! ハ「昨日より強くなった!気がする!!」 すんなりとはいかなかったが、ああだこうだと戦いながら、3人で見事デスジャッカルをやっつけた! ハ「ふぅー。どうにかは、なるな」 さらに散策を続けていると、くびながイタチに遭遇してしまった!デスジャッカルより手強い! ハヤトは威勢よく斬りかかる!しかしくびながイタチはヘラヘラ笑いながら身をかわす! 3人は苦戦をし、だんだん


エピソード21 『天空の城』
エピソード21 れいは気を取り直して、また街の外に訓練に出た。 サントハイムにいる間にマンドリルと互角に戦えるようになりたいな、と目標を持ったが、なかなか骨の折れる課題だった。剣を振るう腕力だけでなく、身をかわしたり回り込んだりする敏捷性もレベルアップしなければならなそうだ。 目標は達成されないが、疲れたところで今日は訓練を引き上げた。 まだ昼下がり。もう少し時間を潰さないと1日は終わらない。 れいはお城に訪れた際、麗しいドレスを着た貴婦人たちと《皮の盾》を装備する自分との身なりの差に、少し虚しくなった。お姫様の格好をしてさすらうわけにいかないことはわかっているが、たまにはおしゃれをする権利も自分にはあるのではなかろうか。 城に近い、貴族が出入りするような界隈に足を踏み入れる度胸は得たので、「レディの服は幾らくらいするのかな?」と偵察がてらにウインドーショッピングをしてみることにした。 服を売る店だけでもたくさんある。へー!ほー!とささやかに感嘆しながら路地を歩いていると、なんとドレスを売る店の中に先ほどの大臣の姿を見つけた!「なんで大臣さんがこ


エピソード112『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード112 ―オルフィー― 砂漠を出てほどなく、町を見つけることが出来た。 砂漠でもなくイシス国でもなく、通貨はまたゴールドに戻っている。適正なレートでゴールドに両替することも出来た。 一行はちょっと安心した。 町自体に大きな特徴はないが、心なしか人種が多様であるように見えた。様々な肌の人がいる、ということだ。 「東側は西側よりも多民族な文化だよ」と町民が言っていたが、それにしても多様であるように見えた。 町を歩いていると、エリアによって肌の色や宗教を分けて暮らしている感があると気づく。 大通りに出れば多民族がごっちゃに交わるが、暮らし自体は自分に近い者たちと営みたい、という気持ちはあるようだった。 挿絵 by えみこ さん Instagram旅アカウント Instagram沖縄とお菓子アカウント Instagram家庭菜園アカウント ななやゆなが暮らしていた社会では、他の民族に対してあまり寛大ではなかった。肌の色の違う子が学校に転校してくると、いじめられたりハブられたりすることが多いものだった。 ゆ「ここは皆が仲良くしていて偉いですね」と
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