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エピソード43
大コウフンのうちに鑑賞を終えると、 僕らはとっとと、タフリール広場に戻った。 そして、 僕はそのまま、夜行列車に乗って、 死海近郊のビーチタウン「ダハブ」に向かった。 …そういえば、 エジプト滞在が佳境に入るにつれて、 「イスラエルが面白い!」「イスラエルに行ってみな!」...
エピソード44
列車がダハブに到着すると、 駅前には、公共交通機関が無かった!! 仕方ナイから僕は、一人タクシーに乗って、 ダハブ・ビーチの安宿に、運んでもらうコトにした。 ダハブでは、宿の情報がサッパリ無かった。 カイロの安宿の「情報ノート(旅人たちが自由に書き込む、情報交換帳)」で、...
エピソード31
ヒーリングを終えて外に出ると、 もう12時を回っていたよ。 これから「カフラー王のピラミッド」に行くには、 もう、時間が足りないように思えた。 だから、スフィンクスに会いに行ったりして、 上手いこと時間を調整したんだ。 予定通り、13時よりちょっと早く、...
エピソード36
食事が済んだら、 僕とダニーは、お別れをすることにした。 帰る方向が、てんでバラバラだったからさ? 僕らは、 キツーく抱擁を交わし、かたーい握手を交わし、満面の笑みで感謝を告げ合うと、 互いに別の道を、歩き出した。 ダニーのような、ピュアで芯の強い若者は、...
エピソード19
翌日は、打って変わって、 一人で、公共機関を駆使して、アスワンの近郊を観光したんだ。 まず、 市営のフェリーで、ナイル川を横断して、対岸に渡った。 …そうそう! アスワンのナイル川では、 フルーカという名前の巨大ヨットが、有名なんだ。...
エピソード51
…ココまで必死に頑張って、 日の出の瞬間を見逃すのは、 あまりにも切な過ぎるから、 5時を過ぎた辺りからは、泣く泣く、穴から這い出ていった… 僕は再び、 山頂を渦巻く、切り裂くような暴風の、イケニエとなった…(笑) 「おぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 …みんなの歓声とともに、...
エピソード30
…訂正! ダニーは、 「僕は、『クフ王のピラミッド』以外には、興味がナイ」 と、力強く言い切った。 だから、13時までは別行動をすることにしたんだ。 僕は、しばらくあちこちとウロウロした後、 「メンカウラー王のピラミッド」に向かった。 3番目に大きいヤツさ。...
エピソード15
僕が乗った寝台車両には、 エジプト人顔の、二十歳くらいの青年が乗り合わせた。 とてもキレイな瞳をしていた。 最初のうちは、 特に声も掛けず、各々、好き勝手に座っていた。 やがて、 乗務員から夕飯のお弁当が支給されて、 それを食べようとするときに、転機は訪れた…!!...
エピソード13
僕らは、夕方にはカイロに戻った。 僕は、今朝あんなアクシデントが遭ったのに、 性懲りもなく、同じ宿に泊まった(笑) なぜかって? 何の美学もナイよ(笑) 荷物を背負ったまま新たな宿を開拓するのが、 メンドクサかっただけさ(笑) 彼女たちは、カイロに戻ると、...
エピソード28
僕は、7時45分には、待ち合わせ場所に着いた。 タフリール広場の例の11叉路には、 世界中の「どーでもイイ人たち」であふれ返っていたけれど、 ダニーの姿だけは、無かった… 8時になっても、8時30分になっても、 ダニーは現れなかった… いちいちドラマが起こるんだよ。...
エピソード22
ルクソールに到着したのは、 翌日の昼過ぎだった。 僕は、「日本食の食堂を持つ」と、ガイドブックに書かれていた安宿に、 チェックインすることにした。 屋上が食堂になってるんだけど、 屋上に行ってしばらく待ってても、だーーーれも来ない… ようやくヒトを見つけて、...
エピソード32
…さぁ!! つにについに、 エジプト放浪のメイン・イベントとも言える、 「クフ王のピラミッド」に入るときが来たよ!!! キミも、 歌番組とか見ながら、「ながら」で読んでる場合じゃナイよ!? 「クフ王のピラミッド」の入り口に行くと、...
エピソード29
8時45分。 僕がこの待ち合わせ場所に来てから、ぴったり1時間経って、 ようやくダニーは現れた!! 彼は、走って駆け寄ることもせず、 大幅な遅刻を気まずく思うような表情も、していなかった(笑) 僕は、「ダニー!!」と叫んで彼に抱きつき、 1週間ぶりの再会を喜ぶと、...
エピローグ
…今回の旅は、まだまだ半分にしか達してナイし、 まだ下山も済んでいないけれど、 「導かれし者たち」という小説としては、ココで終わりにしようと思うんだ。 多分、 この旅の続き…イスラエル編…を、 近い未来に書くとは、思うんだけどさ? もしキミが、...
エピソード10
翌朝は、6時には起きて、早々に宿を出た。 …出るときに、 ネタになりそうなアクシデントがあった! 僕、滞在期間中は、 部屋にカギを掛けなかったんだけどさ? チェックアウトの際、何をカンチガイしたのか、 カギを掛けてから出ようとしちゃったんだよ。...
エピソード39
エジプトのジモティたちは、 「言語のカベ」ゆえに、僕にとんでもないウソをついて翻弄してしまうけれど、 商売人以外のヒトたちは、おおむね優しいよ♪ ハーン・ハリーリ行きのミニバスに乗り込んだ僕を、 同乗者の誰もが、注目していた。 なにしろ、日本人なんて珍しいし、...
エピソード27
カイロに戻ったこの日は、 手続きに追われることになった。 まずは、 アエロフロート航空のカイロ支店を探して、 そこで、帰りの航空券の日付の変更手続きを行ったんだ。 (今となっては日付変更なんてネットでカンタンに行えるけど、 当時はそうでもなかったんだよ。)...
エピソード49
…地獄の板ばさみだった… 体力的には休憩したいのに、立ち止まると余計に寒さが増すモンだから、 神経をマヒさせる意味でも、歩き続けるしか、なかった…。 ようやく空が白み始めて、 視界が確保され始めたコトだけが、 唯一の救いだった…!...
エピソード24
翌日は、 再び自転車にまたがって、 川向こうにある郊外遺跡の数々を周った。 ガイドブックには、 「自転車でも回れないことはない」 とかって書いてあったんだけど、 ぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーったい、 自転車では回らないほうがイイ(笑)...
エピソード14
その日は宿には泊まらず、 寝台列車に飛び乗って、 遥か南の街「アスワン」を目指した。 「長距離移動の交通網」については、 国によって、 「バスが発達しているところ」と、「電車が発達しているところ」があるよ。 エジプトの場合、 「電車が発達している」と言うよりも、...
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